例文・使い方一覧でみる「撩乱」の意味

...撩乱（りょうらん）せよ... 撩乱せよの読み方
太宰治「もの思う葦」

...百花撩乱（りょうらん）と咲き乱れておりました... 百花撩乱と咲き乱れておりましたの読み方
田中英光「オリンポスの果実」

...火の子はこの家の上を撩乱（りょうらん）と飛んでいます... 火の子はこの家の上を撩乱と飛んでいますの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...これらの百花撩乱たる現代物理学の業績も... これらの百花撩乱たる現代物理学の業績もの読み方
中谷宇吉郎「英国の物理学界と物理学者」

...心を沢風（たくふう）の裏（うち）に撩乱（りょうらん）せしむる事もあろうが... 心を沢風の裏に撩乱せしむる事もあろうがの読み方
夏目漱石「草枕」

...色と音の撩乱（りょうらん）する裏（なか）に立ってさえ... 色と音の撩乱する裏に立ってさえの読み方
夏目漱石「門」

...撩乱（りょうらん）目を奪うばかりの曲だ... 撩乱目を奪うばかりの曲だの読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...撩乱たる桜の花ざかり... 撩乱たる桜の花ざかりの読み方
火野葦平「花と龍」

...撩乱と咲きみだれた桜の間を縫って... 撩乱と咲きみだれた桜の間を縫っての読み方
火野葦平「花と龍」

...今日の一日のために、前々から準備がすすめられていたのであるから、この劇場を中心にして、いちどきに、百花が撩乱と、咲きみだれたような具合であった...
火野葦平「花と龍」

...撩乱（りょうらん）たる御衣（おんぞ）は... 撩乱たる御衣はの読み方
室生犀星「玉章」

...地には撩乱（りょうらん）の露草に啼きすだく虫の音があるばかり... 地には撩乱の露草に啼きすだく虫の音があるばかりの読み方
吉川英治「剣難女難」

...春は撩乱（りょうらん）だが... 春は撩乱だがの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...撩乱（りょうらん）... 撩乱の読み方
吉川英治「新書太閤記」

...撩乱（りょうらん）の朱（あけ）を見せていた... 撩乱の朱を見せていたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...撩乱（りょうらん）の様であった... 撩乱の様であったの読み方
吉川英治「源頼朝」

...撩乱（りょうらん）と春の草花がさいていた... 撩乱と春の草花がさいていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...諸子百家が撩乱（りょうらん）として現われてくる... 諸子百家が撩乱として現われてくるの読み方
和辻哲郎「孔子」

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