...撞着(どうちゃく)...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...』当時の宗教裁判は蚤取眼で新思想や学説が正統の教理と撞着する点を捜し出そうとしていたから...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...総(すべ)て前提の「物ふるれば縮みて避けんとす我心は臆病なり云々」の文字と相(あひ)撞着(どうちやく)して并行(へいかう)する能(あた)はざる者なり...
石橋忍月 「舞姫」
...鳥の様に撞木(とまりぎ)から撞木へ渡る術を教え込むことが出来るではありませんか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...雪ふれば此地の雪をかの竅(あな)に撞(つき)こめ埋(うづ)め...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ぼく自身が矛盾、前後撞着、相反感情をバラバラに抱き得る、例の生者には不可解な分裂症患者に似た者のひとりの実感は自明の理、殊更、特筆大書する必要はなかったのである...
田中英光 「さようなら」
...ただ統制経済と自由経済との撞着は増々著しくなって行くので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...あの鐘を撞いてくれるように村の人に頼んでくれないか...
夢野久作 「ルルとミミ」
...撞球の象牙の球(たま)を頭の中に眺めていた...
豊島与志雄著 「球体派」
...寄席にはいってみたり、映画館はいやになってすぐに飛び出し、酒を飲んだり、球撞きをしたり、夜店をぼんやり眺め歩いたり、なにやかや、自分でも忘れてしまった...
豊島与志雄 「復讐」
...本所の鐘撞堂(かねつきどう)まで帰るんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼瓦の代りに撞木(しゅもく)のようなものが置いてございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐘撞堂(かねつきどう)の下に立っているばかりで...
新美南吉 「久助君の話」
...撞木(しゆもく)は非常に重く感じられた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...どういう風に国際的な資本主義経済の自己撞着と戦争の矛盾を発見し...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...ドルフは其男を撞き放した...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...併し撞き放されて...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...頭に横木のある撞木杖(しゅもくづえ)で...
山本周五郎 「さぶ」
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