...其(そ)の的(まと)に打撞(ぶつか)るまでには...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...撞木(しゅもく)に打着(ぶつか)った真中(まんなか)に立っている...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...態々(わざ/\)頼んで十五分程早目に時の鐘を撞(つ)いて貰つた...
薄田泣菫 「茶話」
......
種田山頭火 「旅日記」
...さっき撞球室へ行く時には見かけなかった部屋である...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...一気に撞(どう)と尻餅(しりもち)搗(つ)く様に坐(す)わる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この撞着をどう解くか...
戸坂潤 「科学方法論」
...二つの見解の間には可なり重大な撞着があるわけだ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...対立と撞着とがあるのだ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...撞球場なんかに不似合なロシア的な而も痩腕を変に彎曲したひょろ長い姿で...
豊島与志雄 「阿亀」
...彼らを救う一つの長所――矛盾撞着(どうちゃく)――があることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...棍棒(こんぼう)に変わり得る撞木杖にすがって歩いている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかもそこから少し先の街路には珈琲(コーヒー)店の中に撞球(たまつき)の音が聞こえている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本所の鐘撞堂の相模屋という夜鷹(よたか)の親分の許へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐘撞堂新道(かねつきどうしんみち)のお蝶の主人の家へ引取った米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...七つか八つ撞いたとき...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...「暮れぬめり」とありて「薄月夜」とあるは甚しき撞著(どうちゃく)と相見え候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...しかしその論旨は自己撞着(どうちゃく)と偽瞞(ぎまん)に過ぎず...
吉川英治 「三国志」
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