...されど我心は決して撓(たわ)むことなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我と我が撓(ひる)む心を嘲つた...
石川啄木 「鳥影」
...幾春秋の撓まない精進が要(い)る訳です...
上村松園 「旧作」
...不撓不屈(ふとうふくつ)とはこれらの険難(けんなん)にうち勝つ精神を言ったものである...
大隈重信 「青年の天下」
...そうして今彼が歩いている弓型に撓(たわ)むその町の通りは...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...不撓(ふとう)不屈な信仰に満ちてる力強い行進へ導いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...不撓(ふとう)不屈の精神を有している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...手が撓(しな)うようになる...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...彼女は不撓の献身をもって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...撓みなく記號を變化する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...威を輝かし気を奪い勢いを撓(たわ)ますの理を暁(さと)るべしと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...雪で撓(しな)った枝葉のあいだから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...香港(ホンコン)ホテルの門前に出て支那人の舁(か)く長い竹の柄(え)の撓(しな)ふ轎(こし)椅子に乗つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――不撓不屈(ふとうふくつ)な菊池だましいの本領である...
吉川英治 「私本太平記」
...支(ささ)えになった竹の幹は横に撓(しな)って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その不撓不屈(ふとうふくつ)の鼻を前へ押し出す...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...時雨降る野口の簗の小屋に籠り落ち来る鮎を待てばさびしきたそがれの小暗き闇に時雨降り簗にしらじら落つる鮎おほし簗の簀の古りてあやふしわがあたり鮎しらじらととび跳りつつかき撓み白う光りて流れ落つる浪より飛びて跳ぬる鮎これおほきなる鯉落ちたりとおらび寄る時雨降るなかの簗の篝火翌朝は三人に別れて雨の中を船津町へ向った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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