...竹では撓(たわ)まって保てなくなると...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...幾春秋の撓まない精進が要(い)る訳です...
上村松園 「旧作」
...その不撓不屈の精神のみは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...強いてこの風俗的なものを思想的なものへ撓曲(どうきょく)して解釈することによって...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...(九)自由党の実際的首領星亨氏は真に自由党の実際的首領なり彼は政治上の公徳を解するの君子人に非ずされど其百折撓まざるの堅志と...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこで花(はな)の撓(とう)がありました...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...歪んだ――撓(た)めた窮屈なもので...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...カリフォルニアの金とヤンキーの不撓(ふとう)の精力のおかげで...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...不屈不撓な開拓者が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...撓みなく記號を變化する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...あのわくはよく撓う木ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おそるべき殺気を撓(た)めきッている彼の剣下へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...そう考えるべきが不屈不撓(ふくつふとう)の精神といえるかもしれない...
吉川英治 「黒田如水」
...出(いず)るも死」さすが不撓不屈(ふとうふくつ)な山中鹿之介も...
吉川英治 「新書太閤記」
...山中鹿之介幸盛の不撓不屈(ふとうふくつ)を想うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...男の逸(はや)り気を撓(た)め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いや蘭の葉そのものの如き撓(しなや)かな手ぶり足ぶり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...時に臨んでよくおのれの情を撓めることが出来る」という印象を京都市民に与えたという(フロイス...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??