...又自分の生活の流れが開け、閉ぢ、撓み、繞り、進み行く姿を凝視して、俺の意識と意志とが後天的に之に參與する力の甚だ微弱な事を思ふ時、俺は何か神のやうなものに行逢ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その聲は折るれども撓(たわ)まぬ力を歌ひぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...枝はすこし撓(しな)ったけれど...
海野十三 「地球盗難」
...二人の槍(やり)の穂先が撓(しわ)って馬と馬の鼻頭(はなづら)が合うとき...
夏目漱石 「幻影の盾」
...そこで花(はな)の撓(とう)がありました...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...毎日一行でも二行でも宜(よ)いから撓まなく書かせる...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...撓(しな)ったような長い睫毛がほんのりと眼に深みをつけている...
久生十蘭 「生霊」
...撓(たわ)む艪(ろ)に押されおされた渡し舟は...
本庄陸男 「石狩川」
...これを撓屈(とうくつ)すれば...
箕作秋坪 「教育談」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...これも亦今の批評家の弊を撓むる論なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...父親の百助は彼の性分を撓(た)め直そうとした...
山本周五郎 「似而非物語」
...百折(ひゃくせつ)撓(たゆ)まず...
吉川英治 「新書太閤記」
...力を撓(た)めぬいていた九鬼弥助...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今にも突き出さんと撓(た)め澄ます光鋩(こうぼう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...持場を離れずに撓(た)めていてくれ...
吉川英治 「八寒道中」
...武蔵は黒樫の木剣を横に撓(た)めて待っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...枝も撓(たわわ)に成っているのである...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
