...相摸(さがむ)の小野(おの)に...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...是皆児童の形を摸し...
太宰治 「右大臣実朝」
...私有財産を認めない掏摸(すり)がその本を狙って尾行をつづけ...
谷譲次 「踊る地平線」
...「掏摸が、右手を折られりゃ、河童の皿を破(わ)られたんと、おんなじことさ」小藤次は、自分の言葉から、一人の名人を台なしにしたことに、責任を感じた...
直木三十五 「南国太平記」
...実は掏摸でござんしてね」「掏摸?」「巾着切り...
直木三十五 「南国太平記」
...おれも――まさか掏摸や万引はしないけれど...
永井荷風 「ひかげの花」
...(A)の摸写図はその特徴をよく示していると思われる...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...(A)の摸写図では...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...また摸写図もその本から複写した...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...全(まつたく)摸写のものならん...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...掏摸(すり)に奪ひ去られたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...相摸國三浦郡蘆名村に生れ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...もしくは憫(あわれ)むべき摸倣のわざと解せんとしたのは...
柳田国男 「海上の道」
...英雄の好摸範が更に他の英雄を造るの一事は疑ふべからざるの事実なり...
山路愛山 「英雄論」
...今まで持っていた金側(きんがわ)時計を掏摸(すり)にして遣(や)られてしまったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...実は掏摸(すり)でございます...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...目的への暗中摸索をつづけているに過ぎないものか...
吉川英治 「私本太平記」
...「す、す、掏摸(すり)にやられたッ」「えっ、掏摸?」「今、瀬戸物町(せとものちょう)で、四十両の勘定をとってきたばかりなンだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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