...尾を越え尾に向つて心を摧き...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ばら/\に摧(くだ)かれて...
泉鏡花 「印度更紗」
...今日は一つ自慢の鼻を摧(くじ)いてやらなくつちや...
薄田泣菫 「茶話」
......
太宰治 「人間失格」
...怒濤のために破摧(はさい)せらるべき危険も増大し...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...君見よと宵(よい)に贈れる花輪のいつ摧(くだ)けたる名残(なごり)か...
夏目漱石 「薤露行」
...窓硝子(まどガラス)にあたって摧(くだ)ける雨の音が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...急に摧(くだ)けた調子になって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...付添(つきそい)のものが氷を摧(くだ)く音がした...
夏目漱石 「変な音」
...髪剃は障子に篏(は)め込んだ硝子(ガラス)に中(あた)ってその一部分を摧(くだ)いて向う側の縁(えん)に落ちた...
夏目漱石 「道草」
...摧(くだ)けかかった花を鄭寧(ていねい)にその中へ挿(さ)し込んだ...
夏目漱石 「明暗」
...裏(うら)の芭蕉(ばせう)を見事(みごと)に摧(くだ)いた...
夏目漱石 「門」
...霜柱(しもばしら)を摧(くだ)いた樣(やう)に荒(あ)れてゐた...
夏目漱石 「門」
...時も摧(くだ)けよ...
夏目漱石 「倫敦塔」
...摧(くだ)け折れ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...おどろくべき立派な態度で良識を発揮しました)の千石船は黒潮にも赤潮にも摧(くだ)かれずに漂う力をもっていることを願って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...摧頽病骨蘇...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...羽柴軍を撃摧(げきさい)せんとなす準備行動のそれは第一歩とみられた...
吉川英治 「新書太閤記」
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