...むかし摂州伊丹(せっしゅういたみ)に神崎式部という筋目正しき武士がいた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...汝ハ始メ是レ摂州ノ南海ニ産シ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...斯かる処に吉田修理亮(しゅりのすけ)は摂州芥川に堤の普請を承っていたが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「摂州多田院の宝物に童子切(どうじぎり)というのがあるそうじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...摂州芥川(あくたがわ)に隠れて閑居しているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...江州と摂州とであるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...摂州へ行ったのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...摂州(せっしゅう)三田(さんだ)藩の九鬼(くき)と云う大名は兼(かね)て懇意(こんい)の間柄で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...摂州高槻辺の六歳の男児馬を追って城下に出て帰るに...
南方熊楠 「十二支考」
...摂州三島郡、また泉州一円は合祀濫伐のため神林全滅し、砲兵の演習に照準を失い、兵士は休息と露営に事を欠き、止むを得ず田畑また沙浜においてするゆえ、日射病の患者とみに多くなれり、と聞く...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...摂州芥川(あくたがわ)の仇討(あだうち)の物語の中(うち)...
柳田國男 「地名の研究」
...西の方では摂州の有馬郡などで...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...摂州川辺(かわべ)郡東富松の部落においては...
柳田国男 「山の人生」
...摂州(せっしゅう)まで約束したのはこの船か」と...
吉川英治 「黒田如水」
...四国摂州(せつしう)などの同心へ申し合せ...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂州茨木(いばらき)このかた...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂州萱野村といえばそう遠くはない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...摂州(せっしゅう)尼(あま)ヶ崎(さき)附近を乗掛馬で道中していたが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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