...夫れで私自身が何等労働するの結果でもなく小作人から労働の結果を搾取する事は私の良心をどうしても満足せしめる事が出来なかつた...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...力の強いものが力の弱いものを搾取するという力の科学の上に立った世界は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...資本は賃銀勞働を搾取する財産である...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...更にそれを搾取するといふ條件の下においてのみ...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...一國民が他國民を搾取することも止むであらう...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...社會の一部分が他部分を搾取するといふ一點は...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...ヅフ即ち搾取する意である...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...八方の知友から借金する―搾取する―各方面に迷惑をかけるといふことではないか...
種田山頭火 「一草庵日記」
...自然を搾取することだと考えられている...
戸坂潤 「科学論」
...云わばこの自然の搾取のために人間を搾取することを目的とすると云っていいだろう)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...できるだけ多くの余剰価値を搾取するための手段として資本家のために役立つにすぎない...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...そんなに自分たちを「コミヤル」(余剰労働を搾取するという意が含まれている船乗り言葉)やつは容赦しないはずであるのだが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...人間が、人間を虐(しいた)げ、踏みつけ、搾取することを、えらくなると考えることは、半世紀ばかり前の考えだと、私たちは思っています...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...一様に搾取するだけで倦(あ)き足りないで...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...少女たちを搾取する傾向で世界に有名である...
宮本百合子 「新しい卒業生の皆さんへ」
...自分たちをこやすために搾取するための植民地...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...貴金属商へ支払ふあの莫大(ばくだい)な額の金(かね)はすべて男子から搾取するのである...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...傍のモラーレスは眼前の真珠の島々をいかにして搾取するかをのみ考えていた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索