...早速(さっそく)さまざまのお供物(くもつ)を携(たずさ)えてお礼(れい)にまいったばかりでなく...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...消毒器具を携へた二人の使丁(こづかひ)...
石川啄木 「赤痢」
...自分が背負っている携帯無電機のスイッチを入れると...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...活字板摺立所發行の限りでは昌造が印刷に携つた書物を著書と混同した形跡は否めないのであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...閣下と自由党との提携は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...携えていたサイダーを飲んだ...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...啻私達自動車工業に携つてゐる者のみの喜びとする所ではありません...
豊田喜一郎 「ボデー意匠審査会 美術の粹を蒐め獨特の形態美へ」
...皆必ず弁当を携えて行き...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...又はクラフトエビング等(など)の本を何処からか携(たずさ)え来って語学の勉強の為...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...宝を携えているわけでもなし...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「あれらを携へて幾日間か村を遍歴して来ようではないか?」と提言した者があつたのだ...
牧野信一 「喜劇考」
...水戸との提携が成功すれば...
山本周五郎 「新潮記」
...大東京のマン中で開業する……そうして相携(あいたずさ)えて晴れの故郷入りをする……と言う事を終生の目的としておったので...
夢野久作 「少女地獄」
...ここに携(たずさ)えておる瓶割(かめわり)の刀...
吉川英治 「剣の四君子」
...携(たずさ)えていた兵糧もなくなってしまった...
吉川英治 「三国志」
...も一ツ持っている湘八景図を携えて...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...そのときこそ米良は尖鋭な階級意識を呼び起すつもりだが? この国のブルジョワと支那の新政府の間には近く提携と一つの目標をもった条約が結ばれるであろう...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...色々の物資を携えてキリシタン一同と共に奥浦の港まで見送りに来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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