...髻(たぶさ)から搦(から)まっていようも知れぬ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...雲の搦(から)んだ暗い梢は...
泉鏡花 「瓜の涙」
...三人の拳は搦(から)みあった...
田中貢太郎 「春心」
...自分を搦(から)め取ったと云うのは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...そうして二人が腕と腕を搦(から)み合っているときにどうもロスの方が相手に凭(もた)れかかっていたがるような気配が感ぜられたので...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
... 710その剛強の手を揮ひ勢猛く搦みあふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分だけはこんなところに彷徨(はうくわう)してゆき子に搦(から)まり...
林芙美子 「浮雲」
...そして父宗円や一族を搦(から)めよ)と...
吉川英治 「黒田如水」
...丞相府から李儒を搦(から)め捕って来い」王允が命じると...
吉川英治 「三国志」
...搦手(からめて)の山中へ...
吉川英治 「三国志」
...搦手(からめて)は紀伊...
吉川英治 「私本太平記」
...城の搦手(からめて)までは...
吉川英治 「新書太閤記」
...城内の搦手(からめて)に八...
吉川英治 「新書太閤記」
...搦手(からめて)とも...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜のうちに搦手(からめて)から出て行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...その返答としては「配下の者の旅籠(はたご)屋で搦(から)め捕った曲者(しれもの)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...晁蓋(ちょうがい)らの賊首を搦(から)め捕(と)ッた上で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...搦(から)め捕(と)られて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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