...それよりもめらめらと舌を吐いて袖格子(そでがうし)に搦(から)みながら...
芥川龍之介 「地獄変」
...船へ搦(から)んで散ったのは...
泉鏡花 「悪獣篇」
...果して僕は地上に搦(から)みあっている怪しい人影を見つけた...
海野十三 「深夜の市長」
...へんに搦(から)みつくじゃないか...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...自分だけはこんなところに彷徨(はうくわう)してゆき子に搦(から)まり...
林芙美子 「浮雲」
...警官はいよいよいきり立って大太鼓まで搦め取ってしまおうとその傍へ近付いて行った時...
久生十蘭 「魔都」
...琴の音が食料に搦(から)んだり...
二葉亭四迷 「平凡」
...搦手(からめて)は同心二人...
森鴎外 「大塩平八郎」
...城の二つの入口を大手・搦手(からめて)と呼ぶことはここから説明が附く...
柳田國男 「地名の研究」
...北搦手門(きたからめてもん)の守備を...
吉川英治 「黒田如水」
...搦手(からめて)から裏山へ攀(よ)じ...
吉川英治 「剣の四君子」
...鎌を携えて夕方搦手門に集まった...
吉川英治 「三国志」
...大手搦手(からめて)から運ばれてくる傷病兵の看護から...
吉川英治 「私本太平記」
...搦手(からめて)かどこかで小銃の音が聞える...
吉川英治 「新書太閤記」
...不意をくったのは搦手(からめて)の城兵だったことはいうまでもないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...この搦手(からめて)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...搦(から)め手(て)の城門が...
吉川英治 「新書太閤記」
...いきなり足を搦(から)み取られたのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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