...殻竿(からさを)にとゞと打つべき麥の穗を此の畑人は火に燒きてとる長濱の搗布(かちめ)燒く女は五月雨の雨間の岡に麥の穗を燒く穗をやきてさながら捨つる麥束に茨が花も青草も燒けぬ七月五日岩城の平の町赤井嶽に登る山上の寺へとまる...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...其日散歩に出て見た時浜で搗布(かちめ)を焼いて居る煙が重相に靡いて居た...
長塚節 「隣室の客」
...穢い漁師の女房等は海から搗布を刈つて来てはぶつ/\と火で焼く...
長塚節 「隣室の客」
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