...自分の からだの か、何だか 分らない 重みが、左右に 搖れて、ありも しない 風を 待つてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...淡(あは)げに搖(ゆ)れて...
薄田淳介 「白羊宮」
...搖籃を見ると墓石のことを考へる...
太宰治 「貪婪禍」
...呉葉にはその窕子の心の動搖がよくわかつた...
田山花袋 「道綱の母」
...あれほどまでに『全身を搖るがすばかりの感銘』を受けたにかかわらず...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...階級と思想との動搖一般的に行き亙れり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...體の搖れる度にいくらかづつ吹き出すのであつた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...宗助(そうすけ)は蒲團(ふとん)へ手(て)を掛(か)けて二三度(ど)輕(かる)く御米(およね)を搖振(ゆすぶ)つた...
夏目漱石 「門」
...二人は身を搖す振つて一時に笑ひさざめいた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...迎ひの駕籠に搖られて行く道々...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...緊張した動搖を續けて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その霧から發生する流行病の搖籃であつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...薄暗がりの天井の中程に搖めきながら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼は川波に少し搖れる舷(ふなばた)に肱をついて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...黝い幕が上の方で搖れ騷ぎ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ここ數年青年は動搖期だつた...
吉川英治 「折々の記」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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