...だから蟹江家としては、損することより、得することの方が多かったくらいです...
梅崎春生 「Sの背中」
...自ら抑損するという事は到底出来ぬ...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
......
種田山頭火 「行乞記」
...しかしためしてみたって別に損するわけじゃない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...住居の構造と衛生からいっても損するところが多いものだ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...然らざれは直ちに汝を殺さんと迫られた時に其狂人が自分より遙かに力強いものであつた時には徒らに生命を損するよりも寧ろ我が帶劍を以て容易な罐詰を切らんと欲するものでありますとやつた...
長塚節 「開業醫」
...下手なものをやれば智識の威厳を損する訳になるばかりだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...材木を損するばかりではなく...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...主人が死んで一番損する奴は誰だか聞いて来い」「ヘエ――」八五郎がもう一度母屋へ行くうち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人が死んで一番損する奴は誰だか聞いて來い」「へエ――」八五郎がもう一度母屋へ行くうち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ以上に現実味を損するという欠点がともなう...
平林初之輔 「私の要求する探偵小説」
...損するみたいな気持...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...熊楠諸国を遍歴して深く一塵(じん)一屑(せつ)をも破壊するてふ事の甚だ一国一個人の気質品性を損するを知り...
南方熊楠 「十二支考」
...わざとこれを破損するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らがその快楽をさえ少しも損することなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分もそれだけ損するが良いのじゃ...
横光利一 「夜の靴」
...あわてて損するな...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵を損することを恐れて...
和辻哲郎 「鎖国」
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