...葉末の揺るゝ風もあらで...
泉鏡花 「紫陽花」
...二つ三つ軽く揺ると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...小山の揺るぎ出したような体格でジリジリと婦人をまた元の...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...SS・H丸はロウヤル・アルバアト・ドックを離れてテムズ河口へ揺るぎ出た...
谷譲次 「踊る地平線」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...すべては小揺るぎもせず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...諸天体の音楽がその揺るがない深い大きな波をそこに広げていた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その声も僕を揺るがす...
原民喜 「鎮魂歌」
...従てその路面を踏み固め曳き固めかつ揺るがし...
牧野富太郎 「植物記」
...先帝の葬式に従えと諭(さと)せば悦んで尾を揺るがし故(もと)のごとく飲食す...
南方熊楠 「十二支考」
...全城を揺るがすばかりどっと笑う声がした...
吉川英治 「三国志」
...しばし何処ともなく揺るがしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...大地も揺るげとばかりしこを踏んでみせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...軌(わだち)は土を掘って林の道を揺るぎだした...
吉川英治 「親鸞」
...揺るがない信念をきっとすえているだけだ...
吉川英治 「親鸞」
...身を揺るがすのである...
吉川英治 「源頼朝」
...後ろの山を揺るがした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もはや武士の支配を揺るがすほどではなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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