...白い毛布の上から京子の身体をソッと揺り動かした...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...しまいには身体を揺り初めた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...振りわけの荷物を揺りかたげて...
中里介山 「大菩薩峠」
...良寛さんを船から揺り落したことを話した...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...お客さんだ』と女中が私を揺り起す...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...やむときなく島を揺りうごかす...
久生十蘭 「海豹島」
...露台の揺り椅子にでも出ていはしまいかと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その膝を抱いて貧乏揺りをしているもの...
久生十蘭 「魔都」
......
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...かがやく松明を夜のなかに揺り動かしてうたい合せた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「女王スカァアの笑い」
...が、どうにも、背すじが焦げつきそうになる、苦しまぎれ、ざぶんと躍り込んだ、熱い流れ――ぬらぬらと、五体にぬめりつき、目口にはいろうとする血潮を、やっと吹きのけて、対岸に上ると、足の裏を、突き刺すばかり尖った、小石原――その小石原の果てに、こちらに、背を見せて、小さな子供――それが、その尖った小石を、杉なりに積み上げては、揺りくずされ、積み上げては、揺り崩され、それでも何か、消え消えに、うたっては、積み重ねている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...揺り醒(さ)ましてかの樹の下へ案内させ...
南方熊楠 「十二支考」
...少しユラユラ揺りつつ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...力まかせに揺りたてながら...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...ゆらゆらと揺りながら...
山本周五郎 「夕靄の中」
...痛むんですか」今しがた私を揺り起した青木という患者は...
夢野久作 「一足お先に」
...――もう沢山だと思っても他人は揺り動かしてゆくだろう...
横光利一 「旅愁」
...たとえやぶれても自分らのあげた今朝ののろしは九州宮方の先駆となってほかの同志のたましいを揺りうごかすだろうといった...
吉川英治 「私本太平記」
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