...揚げ足を取ったりするようなことはめったにないんだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...以上は別にウェルズの揚げ足をとるつもりでもなんでもない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...しかしそれはいわゆる「揚げ足取り」の態度であって...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...こういう熟語や文法の上での揚げ足取りはどうでもいいとして...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...忽ち揚げ足を取られる点だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...揚げ足取り以外に...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...揚げ足取り以外に...
戸坂潤 「読書法」
...之を知らぬ者は彼の評論を揚げ足取りの尻取りのと云う...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...しかも素子は私の揚げ足を取ったりして...
外村繁 「日を愛しむ」
...いなかったかさえわからない徳冨蘆花という文学者の文字づかいの揚げ足までもちゃんと心得ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...百まで生きたい亡者が押すな/\だ」「亡者のくせに百まで生きたいといふのは變ぢやないか」「一々揚げ足を取らないで下さいよ」「成程...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上記の「絶対的な」懐疑主義の揚げ足取りに過ぎないことを論破するために苦労したことがある者は皆...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...高松はそれを望んでいるのです」「うまく揚げ足をとったな」東湖はにっと苦笑した...
山本周五郎 「新潮記」
...三次とやら」「やらはござんすまい……ご存じの仲で」「揚げ足をとるな...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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