...竿の根元まで引揚げると...
薄田泣菫 「茶話」
...「奴らはとても大砲を陸に揚げることは出来ません...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...残るはわずかに邸の後片付けを終ってひとまず国へ引き揚げる手筈(てはず)になっていたジャヴェリとカパディア氏とあと三人ばかりの印度人のみであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...雲雀を揚げる時は晴れやかに微笑(ほほえ)んだり物を云ったりする様子なので美貌(びぼう)が生き生きと見えたのでもあろうか...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...狼煙(のろし)を揚げる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そうして帰って来て気焔を揚げるのが誇りという風であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一心に念仏の声を揚げるものもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...高崎藩で黒船を引揚げる?」「左様でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...片足を揚げると、五位鷺(ごいさぎ)のようにそのままで立っていたくなる...
夏目漱石 「坑夫」
...陽が暮れて引揚げる時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前(めえ)は不思議だとは思わないか」利助の家へ引揚げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その荷物を一つ殘らず纒(まと)めて引揚げるんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さて引揚げる外は無かったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ボイラーを揚げる時もようやくなだめて仕事をさせたのですけれどもなあ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...みな歓声を揚げる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...冷めたる所にて適宜に丸めメリケン粉にころがし玉子の黄身にて包みパン粉を付けて油にて揚げる...
村井弦斎 「食道楽」
...それとも引揚げるか...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...その報告をなすべく亡君の菩提寺(ぼだいじ)へ引揚げる途中で――ふたたびこの門前を通ったのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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