...まさきに進み喚聲をまだ薄暗の空に揚ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又馬蹄より揚ぐる血のしぶきにまみるヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...颶風となりて濛々の沙塵の雲を空高く 335揚ぐる姿も斯くあらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイア軍の將帥と首領はやがて廣原の塵を揚ぐべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その水陣を立ち出でて揚ぐる喊聲果しらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...奮ひて揚ぐる叫喚はアートレ,デースの耳に入る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々の焔を揚ぐる火の如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...世界に名を揚ぐるほどの學者になれ』と諭したのは翁であつた...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...すなわち左表に揚ぐる計算はやや精細を得たるものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...君は君の先人の名を揚ぐるを喜ばざるか...
正岡子規 「読書弁」
...玄裳朱衣して戈(ほこ)を執り盾(たて)を揚ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...五の根あって地上へ支(ささ)え揚ぐる...
南方熊楠 「十二支考」
...管仲を論ずる一段中、「乃ち霸を稱せしめしと以爲へる哉」に至るまでは、管仲を抑へ、以下「豈に管仲の謂乎」に至るまでは、管仲を揚ぐ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...晏嬰を論ずる一段中、「義を見て爲さざるは勇無き者邪」に至るまでは、晏嬰を抑へ、以下、篇末に至るまでは、晏嬰を揚ぐ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...彼等が演技終了後華々しく町巡(まちまわ)りをなして帝国ホテルに引揚ぐべき花飾(はなかざり)自動車が十数台整列しおりしも...
夢野久作 「暗黒公使」
...母の胎を出(い)でて清く勇ましき初声(うぶごゑ)を揚ぐる児(こ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...伏せし瞳を揚ぐる時友も俄かに手を解きて我手の上にさし延べぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...東京へ引揚ぐるのはもともといやだし...
若山牧水 「樹木とその葉」
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