...意気揚々とつれさり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...揚々として洛陽に入れる往年の得意...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...揚々之を見せびらかして...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...」意気揚々としてそこを出た男爵は...
犬田卯 「沼畔小話集」
...罵倒のこえを尻目に勢揃いして意気揚々と引きあげた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そうして意気揚々と引上げて来た私の日本一の間抜けた姿を思い...
太宰治 「佳日」
...意気揚々と狩猟に出たはよいが...
太宰治 「春の盗賊」
...ケーストロスの沿岸に翼を延(の)して揚々と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」とシュルツは電報をうち振りながら揚々とくり返した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人は意気揚々として九段坂を下り車を北廓に飛した...
永井荷風 「梅雨晴」
...揚々と出入りして...
中里介山 「大菩薩峠」
...揚々として舟を沿岸の一角につけてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...意気揚々顔色酒蛙々々(しゃあ/\)として恥じざる者あり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...S=街道意気揚々と武蔵等二名が...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...悲壮な最後を遂げた名士の棺側に付添いながら金モール服揚々たる八の字鬚の誇り……これ等の表現は絶対的に不可抗力のあらわれとして諦められなければならないものでありましょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
...自己の全能全靈は勿論のこと、神の御力もあつてこそ、この精進とこの超人間的な記録を擧げることが出來たのだと思ひ、滿願の朝は疲れも忘れ、心は得意に滿ちて、神前に報告を終り、さて、意氣揚々として、拜殿から起つて、自分の記録を、ここの額堂に誌しのこして置かうと思つたのである...
吉川英治 「折々の記」
...意気揚々、秀吉は宿営に帰り、すぐ竹中半兵衛に、君命をつたえ、半兵衛は直ちに、長浜の留守へ向けて、飛脚(ひきゃく)をとばした...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、源次と大勘、ふたりの縄付きを引っ立てて、意気揚々と、前の裏道――女坂のほうへ向って行く...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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