...揚々として登城した...
芥川龍之介 「煙管」
...揚々と見下(おろ)して御出(おい)でになる...
芥川龍之介 「動物園」
...意気揚々と歩行(ある)いております...
巖谷小波 「三角と四角」
...喧嘩に勝った鶏は揚々として首を高くもたげて四辺を睥睨(へいげい)し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...揚々乎として前後を察せず...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...そうして意気揚々と...
太宰治 「パンドラの匣」
...又トロイアの諸將軍こゝに派遣し來る者』しかく宣んして揚々と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かれみずから揚々として今は平民主義を鎮圧したりと安心するのときにおいてたちまち一致雄決したる人民の猛志をもってこれを一掃するに至るべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...」とシュルツは電報をうち振りながら揚々とくり返した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...けれどもそういう明い晴やかな場所へ意気揚々と出しゃばるのは...
永井荷風 「妾宅」
...むしろ意気揚々と広場を横切って来た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...翻つては飛び行く……などゝ歌ひながら意気揚々と進んで行つた...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...意氣揚々(いきやう/\)としてゐるのである...
森鴎外 「寒山拾得」
...または勝負から塵にまみれて意気揚々と引きあげるよりもテニスや舞踏から賞品をもらって帰る方を喜ぶとかいうふうならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悲壮な最後を遂げた名士の棺側に付添いながら金モール服揚々たる八の字鬚の誇り……これ等の表現は絶対的に不可抗力のあらわれとして諦められなければならないものでありましょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
...再び意気揚々としてその死体に鞭を振り下げた...
横光利一 「日輪」
...そして、源次と大勘、ふたりの縄付きを引っ立てて、意気揚々と、前の裏道――女坂のほうへ向って行く...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...意気揚々と引き揚げてきた捕手の前に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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