...胸にも花を一つ插した...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...多少の插入はあろうが...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それに鳥山の歌が插入されている...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「ノン」の代わりに「いや」を插入(そうにゅう)し「ヴーザレヴォアル」のところへ「まあ見たまえ」をはめ込んでも効果においてはほとんど何もちがわないのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...途中に插入(そうにゅう)されたいろいろのエピソードで「映画的内容」がかなり豊富にされているのに気がつく...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...君は健氣にも自分の空想に疑いを插んだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あたかもこの插話(エピソード)の不足を補うかのように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...天才をもって插楽劇(メロドラマ)を実際にこしらえてはいるけれど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私はいま自分の前に「窓」といふ、插繪入りの、薄い、クワルト判の佛蘭西語の詩集をひろげてゐる...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...リルケにはかういふ插話がある...
堀辰雄 「ノオト」
...銅版畫などの插繪の豐富に入つた...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...若くして亡くなつた前者の非常に特異な插繪が數葉入つてゐる...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...この机の上の瓶から紅梅の小枝を折ってあなたの胸に插しながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やはりシャガールの天井から舞いおりる愛の插画がふさわしい程度のものであったと思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これまた案左(あんさ)にて御插可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは瑞仙の後妻の死を此に插叙して置いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...苗代の畦(あぜ)の内側に樹(き)の枝を插し...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今でも田のほとりに樹枝を插す慣行として残っているが...
柳田国男 「年中行事覚書」
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