...僕はここに疑問を插(はさ)むものである...
有島武郎 「片信」
...ちょっと簡単な地図でも途中に插入(そうにゅう)して具体的の位置所在を示しならびに季節をも示してくれたら...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...「ミミーの歌」の一連の連続が插入(そうにゅう)されてインターリュードの形をなしている...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...季題および切れ字の插入(そうにゅう)という制約によって規定された従来普通の意味での俳句あるいは発句のいわゆる歴史的の起原沿革については...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...他の一方には陰極が插入(そうにゅう)されていて...
寺田寅彦 「B教授の死」
...折って小さな銅瓶(どうへい)に插(さ)す...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...君は健氣にも自分の空想に疑いを插んだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...插絵(さしえ)の上に身をかがめて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マンドリンをかき鳴らしたり大袈裟(おおげさ)な插楽劇(メロドラマ)を怒鳴ったりすることが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...插繪を入れたり廢したり...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...係官(かゝりくわん)を烟(けむり)に卷(ま)いたといふ一插話(さふわ)もある...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...そこから小艇に乗換えて插橋川(そうきょうせん)を遡行し...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...「幼年時代」「三つの插話」「花を持てる女」などに書いた...
堀辰雄 「豆自傳」
...壁新聞に赤いプラトークをかぶって手を振っている若い女の笑い顔の插画がある...
「赤い貨車」
...やはりシャガールの天井から舞いおりる愛の插画がふさわしい程度のものであったと思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心持のいい插画がついていたわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
森鴎外 「舞姫」
...戸口に插(はさ)んでおく風もある...
柳田国男 「年中行事覚書」
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