...彼女は繊細な気持ちを描出するのが上手です...
...この小説は、その時代背景を描出している...
...イラストで、想像上の世界を描出してみた...
...映画の中で、彼のグラフィティアートが描出されていた...
...この作品の中で、著者が描出する人物たちの生活がリアルに伝わってくる...
...図‐652* この部屋は『日本の家庭』の一五三頁に描出してある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...小町の描出を普通の人物に扱ったものですから...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...ゴンチャロフはオブローモフに於いて描出した...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...これまでブールジョア文学に顧みられなかったプロレタリアートの生活を描出する...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...畢竟は現実的実体を描出せんとするものではあるが...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...事実らしく描出すること」これが第一に肝要である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...加うるに豊富なる空想力とに依って描出したものを含むのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...されど此(かく)の如く死したる典型の中(うち)歌麿はその技術の最も円熟したる時代にありては全く不可思議なる技能を以て能(よ)く個人の面貌の異なる特徴を描出(えがきいだ)し見るものをしてしばしばかの動(うごか)すべからざる典型の如何(いかん)を忘却せしむる事あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...国貞は美貌の侍女(じじょ)貴公子が遊宴の状(じょう)によりて台(だいしゃ)庭園(ていえん)の美と衣裳什器(じゅうき)の繊巧とを描出(えがきいだ)して人心を恍惚(こうこつ)たらしめ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...その方を旨(うま)く取り扱ってくれる方が極力海を描出するよりも大切であり...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...それの気分さながらに描出するのであるから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...夏の朝早くまた日の昇らぬ港の涼しい爽やかな光景を折から碇泊してゐた白と黒との段々染の様な大船を中心にして描出したものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それを描出しようとした点において...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...騒音の騒音たることははっきりと描出しなければならぬ...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...三田は即座に尋人(たづねびと)の特徴を描出した...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...彼女たちの気持をきわめてよく描出したあの詩人の言葉こそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...単に享楽人の立場からはかくのごとき「人」を描出することはできまい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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