...最高点を採つた答案は下に掲げる通りである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...閣筆に臨んで支那人の読書を頌する詩一篇を掲げる...
市島春城 「読書八境」
...『時事新報』の記事を抜抄して掲げることにしよう...
井上円了 「おばけの正体」
...これは『子規書簡集』にも洩れているものであるからここに全文を掲げる事にする...
高浜虚子 「子規居士と余」
...まずその全文を掲げることにしよう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...全文を掲げるのは煩わしいから省略するが...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...左に明治廿七年五月のかと思ふ書簡を掲げる...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...前記「蘭書飜刻の長崎活字版」の文中掲げる寫眞...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...少なくとも十四五冊についてブック・レヴューを掲げるべきだとして...
戸坂潤 「読書法」
...最も優(すぐ)れたのだけ掲げると...
野村胡堂 「楽聖物語」
...後者の掲げる標語は一方の否定するところである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...今繁を厭(いと)わずしてこれを掲げると...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...既著の如く著者の醜怪なる肖像を巻頭に掲げるは...
牧野信一 「悪筆」
...たしか彼は町角の鐘つき堂の屋根に掲げる登山自動車の案内図を作つてゐたと思ふ...
牧野信一 「朝居の話」
...人類の最低段階に関する記述をここに掲げることとし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...単に伝説として掲げるに過ぎざるものである...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...そらいちめんに青白いうろこ雲が浮かび月はその一切れに入って鈍い虹を掲げる...
宮澤賢治 「うろこ雲」
...左に掲げる諸家がその席を占めていた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
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