...下(しも)に大略を掲げることにしましょう...
芥川龍之介 「河童」
...今度掲げるだけに「大導寺信輔の半生」と言う題は相当しないのに違いないが...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...次に掲げるように...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...この句の写生であることを明白にするためにここに掲げるのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...人々が普通掲げるものは...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...よしやその帷(とばり)をまったく掲げることは許されないまでも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...見世物小屋などに掲げるには惜しいほどの字だと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはや掲げるまでもあるまい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...或る主観上の意欲が掲げる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...今繁を厭(いと)わずしてこれを掲げると...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...有名人士の祝辞を掲げる一方...
久生十蘭 「魔都」
...兵隊の掲げるカンテラの灯でそれを読みあげた...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...たとえば席の表へ掲げる看板一つにしても...
正岡容 「わが寄席青春録」
...単に伝説として掲げるに過ぎざるものである...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...前章の最後の句が予告しているラ・ボエシの恋愛詩二十九篇を掲げるに当ってのいわば序文であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特にモンテーニュはこの詩を掲げることによって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...以下鎌田久子さんが現地で取ってくれた拓本によりその全文を掲げる...
柳田国男 「故郷七十年」
...これ等の手紙が明らかに証拠立てている事を理解して頂きたいために敢て掲げるのである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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