...こはわが一族を想(おも)ふ為に稀(まれ)に壁上(へきじやう)に掲ぐるのみ...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...同年十月五日東京朝日新聞左の記事を掲ぐ...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...その掲ぐるデモクラシーも...
石原莞爾 「新日本の進路」
...南洋の「ニュージーランド」土人間に存ずる興味ある一個の天地分離説話を掲ぐ...
高木敏雄 「比較神話学」
...今其前後を省略して、茲に掲ぐ...
高木敏雄 「比較神話学」
...左に掲ぐるは、当時の光景を略叙してさる友に書き送れる書翰(しよかん)の大旨なり...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...今此遺物中にて主要なる人造物を撰み出し其名目を掲ぐれば左の如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...銀弓のアポローン祭る祠堂に掲ぐべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...〔註〕左に掲ぐるは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...現に万朝(まんちょう)なぞでは花聟花嫁と云う表題で両君の写真を紙上に掲ぐるの栄はいつだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...或は單に一行一句が直ちに×の掲ぐるスローガンに結合させ...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...互いに纏うた処を編み物にして戸口に掲ぐる...
南方熊楠 「十二支考」
...今ただ二、三を掲ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...その第六篇掲ぐる所の鏡花の新作『外科室』...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...付録日用食品分析表ここに掲ぐるは食品中に含有する成分の百分比例にて...
村井弦斎 「食道楽」
...」わたくしはこれを壁上に掲ぐること数日間であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...及び当時の各新聞の記事が暗黙の裡(うち)にW氏の意見に影響されつつありし証左としてここに掲ぐるものなり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一箇の補遺的参考としてここに掲ぐるを得るのみ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索