...またその語に接するや期待は全然裏切られて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それは人に接する場合だけではない...
太宰治 「桜桃」
...私たちも「上品な自信」をもって周囲の華麗さに接することが出来るだろうし...
谷譲次 「踊る地平線」
...未見の読者からこう云う種類の紹介に接することはたび/\であって...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...始めて接する物のように...
谷崎潤一郎 「秘密」
...全教区内の人々にひそかに面接することもあまり疚(やま)しく思わず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんな時には、狭いから、すぐ母が出てきて、応接する...
直木三十五 「死までを語る」
...丸山に接する大徳寺(だいとくじ)といふ高台の休茶屋から...
永井荷風 「海洋の旅」
...ドアとドアの接する壁との合わせ目の下方に...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...互の心を打明けて相接する時は...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...殆んど接することができなかった...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...いいですかね」訓導が児童に接するような態度で...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...助詞「は」および「を」がン音または入声のtで終る語に接する場合にも起ることとなって...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...その代りに二つの予期せざる報告に接することになった...
久生十蘭 「魔都」
...さういふ相手に接すると俺は...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...他方南北両極に接する大陸であることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...玉城盛重翁の藝は天下の至宝ともいうべくかかるものに接する時...
柳宗悦 「民藝四十年」
...斯(かか)る世に芸術の神とも仰ぐ可き能楽家只圓翁が茶道に接すれば自然に紛々たる技巧の堕気を破つて卓然その神をこの茶杓の形に示現せしめしものと存候...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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