...掛川から袋井(ふくろい)へ二里十六町...
中里介山 「大菩薩峠」
...おおかた今夜は掛川泊りだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...掛川へ出て、清水港へ行くつもり...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ソレカラ遠州ノ掛川ノ宿ヘ行ッタガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...掛川(かけがわ)近くになると疲労しつくした川上は舷(ふなばた)で脇腹(わきばら)をうって...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...山添は取敢えず塗薬を差上げ、宿々の泊(とまり)で、罨方(あんぽう)したり冷したり、思いつく限りの手当をぬかりなくやってみたが、ふぐり玉は一日ごとにふくれむくみ、掛川の宿では、とうとう雁(がん)の卵ほどに成上り、この先どれほど大きくなるかと思えば、心も身に添わぬほどであった...
久生十蘭 「玉取物語」
...その掛川に仕へたのが享和二年三十二歳の時である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...号秋月院道法日観居士)加藤定四郎(四月十九日朝)太田備後守殿(六月十七日於掛川死去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...塾生中の主なるものは掛川の宮崎健斎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遠江国掛川に宿したことを知つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...織物の名誉はむしろ掛川(かけがわ)の仕事の方に懸(かか)っているといわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...掛川の宿が葛布(くずふ)の名で知られてから...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...緒(お)にする技(わざ)は掛川で為されます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...暫く遠州の掛川か...
柳田国男 「故郷七十年」
...『掛川志』にあったかと思う...
柳田國男 「地名の研究」
...また同じ『掛川志』に奥山郷は御料の地であって三年ごとに上番をした...
柳田國男 「地名の研究」
...松並木(まつなみき)のつづく掛川(かけがわ)から袋井(ふくろい)の宿(しゅく)へと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そして佐野、豊田、磐田(いわた)の諸郡と、よく聯絡をたもち、敵の掛川、浜松方面の退路に備えよ」と、いいつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
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