...いそぎ掛川(かけがわ)を立ち...
太宰治 「新釈諸国噺」
...氏は読みにくい昔の日本文字を自由に読みこなして――東海道五十三次掛川之宿(かけがわのしゅく)...
谷譲次 「踊る地平線」
...それで日はまだ高いのに掛川(かけがわ)に泊った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...掛川から袋井(ふくろい)へ二里十六町...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ソレカラ遠州ノ掛川ノ宿ヘ行ッタガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...掛川(かけがわ)近くになると疲労しつくした川上は舷(ふなばた)で脇腹(わきばら)をうって...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...号秋月院道法日観居士)加藤定四郎(四月十九日朝)太田備後守殿(六月十七日於掛川死去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...塾生中の主なるものは掛川の宮崎健斎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...磐安於掛川宿書(ばんあんかけがはじゆくにおいてしよす)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...掛川仕立屋投宿」と云つてある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...織物の名誉はむしろ掛川(かけがわ)の仕事の方に懸(かか)っているといわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...掛川の宿が葛布(くずふ)の名で知られてから...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...緒(お)にする技(わざ)は掛川で為されます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...『掛川志』にあったかと思う...
柳田國男 「地名の研究」
...また同じ『掛川志』に奥山郷は御料の地であって三年ごとに上番をした...
柳田國男 「地名の研究」
...遠州の掛川(かけがわ)地方であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...松並木(まつなみき)のつづく掛川(かけがわ)から袋井(ふくろい)の宿(しゅく)へと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...袋井、掛川、木原地方の村落は、一として甲州勢に踏みしかれない所はない...
吉川英治 「新書太閤記」
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