...」「かう云ふ珍らしい掘り出し物を人に見せないで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渡良瀬川沿岸に君の如き青年ある事を知りたるは掘り出し物をした如く嬉しく存申候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして会ふ人毎にその掘り出し物を自慢したものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それこそ飛んだ掘り出し物だから...
薄田泣菫 「茶話」
...この女がこんな場末の安淫売には珍しい「掘り出し物」(とは...
高見順 「いやな感じ」
...こういう「掘り出し物」がときどき...
高見順 「いやな感じ」
...こういうと異常な掘り出し物のように聞えるけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...半世紀後の好事家(こうずか)には意外な掘り出し物の種を蔵しているかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...一年に一度ぐらい掘り出し物に...
夏目漱石 「永日小品」
...こいつは全く掘り出し物だ」「シッ」二人の若い手代に抱き上げられたお静は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「夜店でとんだ掘り出し物を見付けてのう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御近所の衆にお訊き下さっても解ります」「他に思い当ることはないのか」「たった一つございます」「何だ」「何か結構な掘り出し物があるからと申しましてツイ先刻(さっき)店から小判で五十両ほど持って参りました」そう言い終る山之助の言葉も待たず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か掘り出し物でも見つけようと思って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...掘り出し物だと思っていた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...掘り出し物のオーク材家具や...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...今これを化石として使う時は「掘り出し物」という名詞と成る...
牧野富太郎 「植物記」
...これは“掘り出し物”かもしれない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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