...宮掖(きゆうえき)の隠微を諷したるは...
芥川龍之介 「骨董羹」
...之を匡正し誘掖するには...
石川啄木 「無題」
...日本は当然その扶掖(ふえき)提撕(ていせい)の任に当らなければならぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...葛城の掖上(わきがみ)の宮二にましまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...御陵は掖上の博多(はかた)山の上にあります...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...凡て自然な発達や行程の補佐掖導以外に出るものではない...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...市長はじめ公共の識者たちの善意の誘掖もあったであろうが...
豊島与志雄 「ヒロシマの声」
...掖邪狗等壹拜二率善中郎將印綬一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...即ち掖邪狗を以て此命に擬す...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...〔太掖(たいえき)か勾陳(こうちん)か処処(しょしょ)に疑(うたが)う...
永井荷風 「日和下駄」
...数年前から騎都尉(きとい)として西辺の酒泉(しゅせん)・張掖(ちょうえき)に在(あ)って射(しゃ)を教え兵を練っていたのである...
中島敦 「李陵」
...張掖(ちょうえき)に戻って部下の兵を勒(ろく)するとすぐに北へ向けて進発した...
中島敦 「李陵」
...ちょうど酒泉(しゅせん)張掖(ちょうえき)の辺を寇掠(こうりゃく)すべく南に出て行く一軍があり...
中島敦 「李陵」
...しかしは自序に、「両拝東掖、便繁台閣二十余歳、久知弘文館図書方書等、是覩奥升堂、皆探秘要云」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年来森枳園(きえん)を扶掖(ふえき)しているのもこれがためである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これは単に文一郎が穉(おさな)い成善(しげよし)を扶掖(ふえき)したからではない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...掖門(えきもん)ノ廊(ろう)に床几(しょうぎ)をおいて...
吉川英治 「私本太平記」
...ふと掖門(えきもん)の梅の下に立ったときである...
吉川英治 「私本太平記」
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