...此力以て世途の難を排するに足るとはいふべからず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...彼の如き利己的なる乱倫なる自儘(じじん)主義を排する...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...それに季題というものを排することが出来ない...
高浜虚子 「俳句への道」
...労農政府の法律に準拠して戸を排すると...
谷譲次 「踊る地平線」
...扉(ドア)を排すると同時に...
谷譲次 「踊る地平線」
...(かく言ふは無意義なり)随うて此の理由によりて今の写実小説を排する所以を解する能はざる也...
綱島梁川 「国民性と文学」
...他のあらゆる物體を排する如くに空間を充たすところの性質を有するもの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...他を容(い)れる度量に乏しくて互いに苦々しく相排することである...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...藝術家の唯一の任務は民衆が無意識に創作したものを採り集めて此れを按排する事であると云つた話なぞを思ひ合せたなら...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...按排する力も無く...
中島敦 「かめれおん日記」
...彼等が主観主義者の感情的態度を排するのは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...極端にいへば俗人は陳腐を好みて新奇を排するの傾向あり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...後者は「ペダンティスムについて」の章以来むしろ彼の排するところである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つねに私は自分の排する方に心をひかれる小説家だった...
横光利一 「夜の靴」
...もとより僕は画家が想念の表現に努めることを排するのではないが...
和辻哲郎 「院展遠望」
...使徒パウロは偶像を排するに火のごとき熱心をもってした...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...道元が涅槃経を捕えながらこの解釈を排することは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...教外別伝不立文字(きょうげべつでんふりゅうもんじ)等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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