...ある朝「バイカル!」の声にあわてて窓かけを排すると...
谷譲次 「踊る地平線」
...労農政府の法律に準拠して戸を排すると...
谷譲次 「踊る地平線」
...他のあらゆる物體を排する如くに空間を充たすところの性質を有するもの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...他のあらゆる物体を排するごとくに空間を充たすところの性質を有するもの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...臆説(おくせつ)をも初めから排する事なく...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...凡ての宗教及道徳に對して理想や規範や價値を排するといふ點にあると見ることが出來ると思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...按排する力も無く...
中島敦 「かめれおん日記」
...又は平等を愛して差別を排するとか何とか云(い)う説もあろうが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...萬葉を善しといふ人すら猶五七調の歌を善しとして此歌の如きを排するは如何にぞや...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...虚榮を排することはそれ自身ひとつの虚榮であり得るのみでなく...
三木清 「人生論ノート」
...虚栄を排することはそれ自身ひとつの虚栄であり得るのみでなく...
三木清 「人生論ノート」
...科学が価値判断を排するのは主観的なものの混入を防ぐためであるが...
三木清 「哲学入門」
...そのときには相排する二つの思想は實質的には同一のものを意味してゐるのであるから...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...マルクスは理論を排するのでなくて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...また手工が機械を排するという謂(いい)でもない...
柳宗悦 「工藝の道」
...使徒パウロは偶像を排するに火のごとき熱心をもってした...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...彼は虚偽を排する主義を奉じているが...
和辻哲郎 「転向」
...教外別伝不立文字(きょうげべつでんふりゅうもんじ)等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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