...掏摸たア何でえ...
泉鏡花 「婦系図」
...掏摸(すり)に金をすられた肥(ふと)った年増(としま)の顔...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...また掏摸(すり)にすられた中(ちゅう)ばあさんが髪をくくりながら鼻歌を歌っているうちに手さげの中の財布(さいふ)の紛失を発見してけたたましい叫び声を立てるが...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...掏摸でないか」「だって、掏摸と、泥棒たあちげえますぜ...
直木三十五 「南国太平記」
...停車場(ステーション)では掏摸(すり)が捕(つら)まっている...
夏目漱石 「虞美人草」
...八五郎が財布を掏られるのと違って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金五郎を凝視していたのは老掏摸であった...
火野葦平 「花と龍」
...「関東の掏摸は、一度狙ったホシは外さねえんだ...
火野葦平 「花と龍」
...昨日どこかで稼いだろう?」掏摸の留公はもじもじしながらしばらく小西警部の顔を見ていたが...
森下雨村 「五階の窓」
...女掏摸とは気づかなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...わたしが女掏摸とわかって...
吉川英治 「大岡越前」
...掏摸がどうしたッて...
吉川英治 「大岡越前」
...島破りの女掏摸が...
吉川英治 「大岡越前」
...掏摸(すり)や泥棒なんかしたおぼえはねえぞ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...自分が掏摸(すり)だとわかっているのに...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...上方(かみがた)の四天王寺で掏(す)った紙入れ一つから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女掏摸(おんなすり)を成敗(せいばい)するため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女掏摸(すり)がアアしている筈(はず)はないからの」「しかし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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