...人の数が掏摸(すり)に見える...
石川啄木 「天鵞絨」
...何だと?掏摸(すり)だ...
泉鏡花 「婦系図」
...掏摸たア何でえ...
泉鏡花 「婦系図」
...(独語学者の掏摸...
泉鏡花 「婦系図」
...銀髪の奥さんのネックレースを掏ッたんだそうですわ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...掏摸(すり)に金をすられた肥(ふと)った年増(としま)の顔...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...宅の他の子供がデパートでハンドバッグを掏摸(すり)にすられた...
寺田寅彦 「藤の実」
...掏摸の後押しをしたり...
直木三十五 「南国太平記」
...掏摸でないか」「ええ...
直木三十五 「南国太平記」
...掏摸(すり)の顔とを一緒にしたような顔付だ...
中島敦 「虎狩」
...停車場(ステーション)では掏摸(すり)が捕(つら)まっている...
夏目漱石 「虞美人草」
...懐中物を掏られました...
火野葦平 「花と龍」
...変な老掏摸などに面会に行ったので...
火野葦平 「花と龍」
...……その脳髄の判断力でもって交通巡査のゴー・ストップを聞き分け、旗振りの青と赤を見分け、飾窓(ショーウインド)の最新流行を批判し、ポスターに新人の出現を知り、夕刊記事の貼出しに話題(トピック)を発見し、掏摸を警戒し、債権者を避け、イットの芳香を追跡しつつ……イヤが上にもその脳髄の感触を高潮させつつ、文化人のプライドをステップしている……つもりでいるだろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...わたしが女掏摸とわかって...
吉川英治 「大岡越前」
...島破りの女掏摸が...
吉川英治 「大岡越前」
...掏摸(すり)だもの...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...掏児(すり)の別府新七を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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