...薩長(さっちょう)は英国に倚(よ)りてこれに抗(こう)し互(たがい)に掎角(きかく)の勢(いきおい)をなせり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...ここに取るべき一策としては『掎角(きかく)の計(はかりごと)』しかありません...
吉川英治 「三国志」
...首端(しゅたん)の防ぎに苦しませるものであります」「それを掎角の計というか」「そうです...
吉川英治 「三国志」
...掎角の陣形に敵を挟み...
吉川英治 「三国志」
...彼の授けた掎角の計をもってすれば...
吉川英治 「三国志」
...小沛(しょうはい)の城と掎角(きかく)の備えをもち...
吉川英治 「三国志」
...しかるのち下城(かひじょう)の関羽と掎角(きかく)の形をとって...
吉川英治 「三国志」
...「南郡(なんぐん)と掎角(きかく)の形勢を作って...
吉川英治 「三国志」
...呉ヲ扶(タス)ケ、曹ヲ討チ、劉ヲ安ンジ、首尾掎角、為ニ完(マッタ)シ、嗚呼公瑾今ヤ永ク別ル...
吉川英治 「三国志」
...掎角(きかく)の勢いに備えますから」馬謖は露骨に不愉快な色を示した...
吉川英治 「三国志」
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