...忽ち頭を掉(ふ)り動かし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...斜めに腰を掉るよと見れば...
泉鏡花 「婦系図」
...惜気(おしげ)なく束髪の鬢(びん)を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...聞くまいとして頭あ掉(ふ)って...
泉鏡花 「海異記」
...媼さんは頭(かぶり)を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...」と言つて感心したやうに首を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...」玄知はその梅の実のやうな円い頭を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...農夫(ひやくしやう)は黙つて頭(つむり)を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...自分から頭(かぶり)を掉(ふ)つて感心してみせる...
薄田泣菫 「茶話」
...」とバルザツクは大きな頭を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...勉めて其生涯をして掉尾の活動あらしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寓話作者としてはここで老人に掉尾の大活躍をさせて...
中島敦 「名人傳」
...彼は必(かなら)ず尾を掉(ふ)って私に飛びついて来た...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...頻(しき)りに頭を左右に掉(ふ)って不同意の態度を示した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...掉尾(とうび)の大功を惜しげもなく割愛して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もしこの狗寺に入るを見ればことごとく住(とど)まり低頭掉尾(ちょうび)すとある...
南方熊楠 「十二支考」
...銀杯一掉灑書胸...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分はいよいよ頭を掉(ふ)つた...
森鴎外 「妄想」
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