...犬も吠え立てゝ尾を掉つた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...等分に手を掉(ふ)って...
泉鏡花 「歌行燈」
...着物を引掉(ひっぷる)って神田児(かんだッこ)の膚合(はだあい)を見せてやらあ...
泉鏡花 「婦系図」
...」と忙(せわ)しそうに肩を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...」と頭を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...竹を掉抜(ふるいぬ)きに...
泉鏡花 「怨霊借用」
...沈んだ頭振を掉って...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...肩を掉(ふ)って県会に臨めば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...年所を経るに従つて漸く尾大不掉の状を示し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は必(かなら)ず尾を掉(ふ)って私に飛びついて来た...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...しかし津田は首を掉(ふ)った...
夏目漱石 「明暗」
...八(や)つ口(くち)の綻(ほころ)びから秋風(あきかぜ)が断わりなしに膚(はだ)を撫(な)でてはっくしょ風邪(かぜ)を引いたと云う頃熾(さかん)に尾を掉(ふ)り立ててなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
原勝郎 「貢院の春」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...もしこの狗寺に入るを見ればことごとく住(とど)まり低頭掉尾(ちょうび)すとある...
南方熊楠 「十二支考」
...頭を掉(ふ)っているうちに...
森鴎外 「百物語」
...尾を掉(ふ)ったりします...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...自分は此結論を見て頭を掉(ふ)つたが...
森鴎外 「妄想」
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