...ゴロロボフは首を掉つた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...一つぶるぶると掉(ふ)って近づき...
泉鏡花 「悪獣篇」
...高く手巾(ハンケチ)を掉(ふ)るのが見えた...
泉鏡花 「悪獣篇」
...」とかぶりを掉(ふ)って...
泉鏡花 「霰ふる」
...」と向顱巻(むこうはちまき)の首を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...采(さい)を掉(ふら)せねえで...
泉鏡花 「婦系図」
...少しも……」とがっくり首を掉(ふ)って...
泉鏡花 「婦系図」
...緩(ゆる)く二ツばかり頭(かぶり)を掉(ふ)ったが...
泉鏡花 「海異記」
...犬養氏は狼のやうな頭を厳(きつ)く掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...自分から頭(かぶり)を掉(ふ)つて感心してみせる...
薄田泣菫 「茶話」
...劫(かえ)ってうれしそうに尻尾を掉(ふ)るのであった...
田中貢太郎 「狸と俳人」
...軽く頭振(かぶり)を掉(ふ)って...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...何かと云うと頭を掉(ふ)るのが癖だった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...年所を經るに從つて漸く尾大不掉の状を示し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかし津田は首を掉(ふ)った...
夏目漱石 「明暗」
...直(すぐ)ともう尾を掉(ふ)って飛んで行く...
二葉亭四迷 「平凡」
...裁判官が頻りにその頭を掉った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...回天詩史の中に『即(すなは)ち直に夷人の舎に入り臂力を掉(ふる)ひ...
山本周五郎 「新潮記」
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