...政治家に公爵を授ける機縁とはなるであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...理科を授けるに当つて一々の事実を教へることも決して不必要と云ふ訳ではなく...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...こんな立派な教訓を授けるのは...
薄田泣菫 「茶話」
...まず若い人々の製作を集めて常会に出品し優劣を評定して褒美(ほうび)として参考書の類を授けるということなどを初めとして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...毎日必ず和文英訳と文典とを授けることにしたのでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...人間の科学は人間に未来の知識を授ける...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...実験を授ける効果はただ若干の事実をよく理解し記憶させるというだけではなく...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...大切(おおぎ)りにナポレオンがその将士を招集して勲章を授ける式場の光景はさすがにレビューの名に恥じない美しいものであった...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...あまり純粋な化学薬品のような知識を少数に授けるよりは...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...専門的な学術の縮小版や省略版を授けることが...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...この藩邸内には漢学を授ける所もあったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...学問を授けると称して...
中里介山 「大菩薩峠」
...武家に授ける官位をばあまり苦情をいわずに許したのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それとも彼に特別な策を授けるためなのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...先ず教師が優良な生徒に課業を授けると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...李へ授けるのであった...
吉川英治 「三国志」
...これを授けるとは何事だ...
吉川英治 「親鸞」
...中条流の印可を授ける者は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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