...婿を見附けて授けるんです...
泉鏡花 「婦系図」
...すなわち「博物学を授ける目的の一は生徒をして自然の美なるを感服せしめ...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...まず若い人々の製作を集めて常会に出品し優劣を評定して褒美(ほうび)として参考書の類を授けるということなどを初めとして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...先ず一番の基礎的な事柄は教場でやらないで戸外で授ける方がいい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...いろいろの新しい可能性の暗示を授けるであろうと想像される...
寺田寅彦 「生ける人形」
...それに対して学位を授けるということにすれば事柄はよほど簡単になるであろうと思われる...
寺田寅彦 「学位について」
...彼はなおコレットにピアノの稽古(けいこ)を授けることはやめなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この藩邸内には漢学を授ける所もあったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...学問を授けると称して...
中里介山 「大菩薩峠」
...先ず教師が優良な生徒に課業を授けると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...快活な子供たちにのみ授ける特權から...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そうしたら受ける身も授ける身も今までのように冷(ひやや)かになっていないで...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...年金三千フランを授ける事に定められたけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...近くするこの喜(よろこび)を授けると同時に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...これは侯伯士太夫の爵位を授けることはできません……恐れながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...いよいよ秘伝を授けるという段になって歌寿は重い喘息(ぜんそく)に罹(かか)った...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...李へ授けるのであった...
吉川英治 「三国志」
...諸侯に剣道を授ける時には...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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