...フランシスのやうに使徒として傳導者としての自覺が授けられるかどうかもわからない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...現在では勲章は主として官吏に年功によって授けられる...
石原莞爾 「最終戦争論」
...何にも知らないで授けられるんだから...
泉鏡花 「婦系図」
...学校教育やいわゆる参考書によって授けられる知識は...
寺田寅彦 「案内者」
...高等学校ではさらに詳しく繰り返して第二段の「理解」を授けられる...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...しかし考巧忠実な店員に接し掌(たなごころ)をさすように求める品物に関する光明を授けられると悲観が楽観に早変わりをする...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...彼は生まれ落ちると同時に人類を敵として見なければならない運命を授けられるのに...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...結構な智慧を授けられる外はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人は勅任官の位を授けられるといった塩梅に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大本(おおもと)の著訳者は当合扶持(あてがいぶち)を授けられると云(い)うのが年来の習慣である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...殆ど天から授けられるやうに...
森林太郎 「高瀬舟」
...ほとんど天から授けられるように...
森鴎外 「高瀬舟」
...哲学者アンティステネスはオルフェウスの秘義を授けられるとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その絵は何も力量の優れた者のみに授けられる仕事ではありません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...授けられる疫病除(よ)けの守り札には...
柳田国男 「年中行事覚書」
...神に祷(いの)って授けられると信じ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...つまりは児を授けられるというのは優れた児を得るを意味し...
柳田国男 「山の人生」
...禅師の口から一言の教えを授けられる機会を待った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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