...大切なる開国者の井伊掃部頭は桜田の変で不幸にも攘夷家達...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...井伊掃部頭(かもんのかみ)と酒井左衛門尉(さゑもんのじよう)とが仲に立つて...
薄田泣菫 「茶話」
...井伊掃部頭(いいかもんのかみ)の御首(みぐし)を水戸の浪士が揚げた時である...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは豪徳寺――井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)の墓で名高い寺である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...このくらいなら寧(むし)ろ蛮勇の井伊掃部頭(いいかもんのかみ)が慕わしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...井伊掃部頭(いいかもんのかみ)が押えていた時分は...
中里介山 「大菩薩峠」
...或(あるい)は後年に至(いたっ)て大老井伊掃部頭(いいかもんのかみ)は開国論を唱えた人であるとか開国主義であったとか云うような事を...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...立會として井伊掃部頭(かもんのかみ)直孝...
森鴎外 「栗山大膳」
...直明は兄の掃部頭と相談したらしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...「井伊掃部頭(かもんのかみ)が――御大老が...
吉川英治 「脚」
...井伊掃部頭の駕籠へ一齊に切り込んで行つた瞬間...
吉川英治 「折々の記」
...それから二十年後には反對に井伊掃部頭の銅像が横濱に建つてしまひ...
吉川英治 「折々の記」
...その高い所に井伊掃部頭の銅像が立つたんです...
吉川英治 「折々の記」
...掃部頭の銅像の首がないといふ...
吉川英治 「折々の記」
...その日の横濱貿易新聞といふ僕らなじみのある新聞が「掃部頭の首が二度取られた」と書いてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...天下の御大老たる井伊掃部頭様(いいかもんのかみさま)が...
吉川英治 「旗岡巡査」
...大老掃部頭(たいろうかもんのかみ)の首級を挙げた浪士十七名の中に...
吉川英治 「旗岡巡査」
...御大老井伊掃部頭(いいかもんのかみ)殿の刺殺(しさつ)せられた後をうけて...
吉川英治 「松のや露八」
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