...掻竦(かいすく)むように脊筋を捻(よ)る...
泉鏡花 「歌行燈」
...帯の間に血塗(ちまみ)れの剃刀(かみそり)が手拭に巻いて捻込(ねじこ)んであります」「うーむ」今度は大竜院泰雲が唸り出した...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...執拗(しつよう)にジリジリと捻(ね)じ曲げられたら...
谷崎潤一郎 「鍵」
...そしてどこの娘だらう? ここ等にはあまり見かけない娘だがと首を捻つたであらう...
田山録弥 「百合子」
...それを捻切ったのは十五六の子供であったということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬の鼻面(はなづら)を坂の方へ一捻(ひとひねり)に向直(むけなお)した...
夏目漱石 「永日小品」
...文章を髭から捻り出して御覧に入れますと云う見幕(けんまく)で猛烈に捻ってはねじ上げ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...押しても捻(ねじ)ってもビクともしません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...紙に包んだお捻(ひね)りが一つありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逆(ぎやく)に捻(ひね)つて膝の下に敷くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やつちよいやつちよい譯(わけ)なしだと捻(ね)ぢ鉢卷(はちまき)する男子(をとこ)のそばから...
樋口一葉 「たけくらべ」
...燈(ともしび)のかげ少(すこ)し暗(くら)きを捻(ね)ぢ出(いだ)す手(て)もとに見(み)ゆるは殿(との)の名(な)...
樋口一葉 「軒もる月」
...直(す)ぐ側(そば)の長屋に居たから其処(そこ)へ捻込(ねじこ)んだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...逆に躯の屈伸や捻転(ねんてん)動作を誇張し...
山本周五郎 「青べか物語」
...と万吉は首を捻(ひね)った...
山本周五郎 「さぶ」
...菓子はミジン棒に豆捻じおいち...
山本笑月 「明治世相百話」
...一飛びに無理をそのまま捻ぢ倒してしまってふうふうという...
横光利一 「作家の生活」
...銀貨を紙に捻(ひね)り...
若山牧水 「梅雨紀行」
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