...端を捻(ひね)り...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...身体を捻(ひね)って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そして富尾木氏の側(わき)に坐つた相客の方へ首を捻(ね)ぢ向けた...
薄田泣菫 「茶話」
...十六銭捻出して、十一銭は焼酎一合、五銭は撫子一包、南無緑平老如来!リヨウマチ再発、右の腕が痛い...
種田山頭火 「行乞記」
...いくら頭を捻っても私にはわからないままである...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...遠くなり近くなる踊りの輪の具合で、それは十七八とも二十歳(はたち)近いとも見えましたが、すぐれて高い背も美しく、差す手、引く手、返す肩、捻(ねじ)る腰、すべての線の躍動する見事さ、雲を踏むかと、足取りの軽さ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お前さんの家は何處だえ」「横山町まで參ります」「横山町?」「遠州屋の者で」「遠州屋は大分限(だいぶげん)だが――店の者にしちや」平次は頸(くび)を捻(ひね)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何かしら腑(ふ)に落ちないものがあるように首を捻(ひね)ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下手な俳諧を捻(ひね)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...入口に取付けてある電灯のスイッチを捻ると...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...何だ何だ喧嘩かと喰べかけのぱんを懷中(ふところ)に捻ぢ込んで...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あわてて捻(ね)じもどした...
久生十蘭 「あなたも私も」
...紙幣をポケットに捻(ね)じ込んだ...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...曲(ま)げて捻(ねじ)って紺屋(こうや)などにも持って行くのだが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...甲斐は上半身を捻った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一飛びに無理をそのまま捻ぢ倒してしまってふうふうという...
横光利一 「作家の生活」
...捻じれた首を立て直して青年に狙いをつけた...
横光利一 「旅愁」
...あいつの首を引ン捻(ね)じって来るからここで待っていてくれ」「いや...
吉川英治 「新・水滸伝」
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