...計器をここへ据付けてからはまだ一度も起こらないね」そういっているとき...
海野十三 「地球発狂事件」
...彼は観測器械の据付けてあるところまで後退しようと考えた...
海野十三 「地球発狂事件」
...探照燈を据付けた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...粉鉱採聚器が明治二十六年六月頃までに据付けられるときけば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...またたとえ据付けたところで多年にわたって河底に沈澱した鉱毒は容易に消滅しないばかりか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...以來毒を流さぬやうに機械を据付けて其れ/\準備して居る...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...又々粉鑛採聚器と云ふ機械を据付けて毒は必ず流さないから是で承知しろ...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...是でも未だ何か學者の力を藉りるとか機械を据付けて毒を流さぬ樣にすると云ふやうな頭を持つて居るものと見へる...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...これは初めから地震に因る火災の製造器械を据付けて待っているようなものである...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...家具を据付けたりなんかするのにも...
豊島与志雄 「影」
...日本の座敷に据付けた古物のピアノの恐しく音色の惡いばかりでない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...小さな車を曳き其上に据付けた釜の湯気でピイピイと汽笛を吹きならして来たのは...
永井荷風 「巷の声」
...マギリワラの据付け...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ず成し遂げて見せるとの自負を持っている――それに比ぶれば大砲の据付けの如きは...
中里介山 「大菩薩峠」
...この目的のためにしばしばフリント石を木のハンドルに据付け...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「まア――」梯子段(はしごだん)の下に据付けた金庫の上は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...その光はそれと相対の位置に据付けてある幻燈(フロ)の種板(たねいた)とレンズを透して反対側の壁に像を結ぶという他愛のない仕掛なのであります...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...部屋の隅に据付けてある洗面台の下の耳のとれた水差...
松本泰 「日蔭の街」
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