...ここの家はどうしても煖房を据え付けなくッちゃいけませんわね...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...その正体を見きわめようと据え付けられた精巧な器械のようにそれは見えるのである...
犬田卯 「沼畔小話集」
...蒸気機関と発電器と電燈との雛型が一つの台に据え付けられてあるものが...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...ホテルの一室ごとに中央に大きなストウヴが据え付けてあって...
谷譲次 「踊る地平線」
...卓と腰掛とが半圏状に据え付けてある...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...また末広式の地震分析器を各所に据え付けて地盤の固有振動の検出を試みよといったようなことが書いてある...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...その風車は直径三十五フィートでこれを五十フィートの櫓の上に据え付け...
寺田寅彦 「話の種」
...ここへ分光器その他の光学器械を据え付けた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...新古取交ぜの大砲を据え付けて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...すべての器械が据え付けられてもはや当日を待つばかりになっていた...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...始めから頭の中に硬張(こわば)った道徳を据え付けて...
夏目漱石 「それから」
...彼の眼前に据え付けて見た...
夏目漱石 「それから」
...とある桜の樹の下(もと)に据え付けてあッたペンキ塗りの腰掛へ腰を掛ける...
二葉亭四迷 「浮雲」
...柱ある処(ところ)には硝子の箱を据え付け...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...これは本式に汽缶を据え付けて各種の洋花を仕立てた...
山本笑月 「明治世相百話」
...一隅に小型の汽缶を据え付け...
山本笑月 「明治世相百話」
...市長の椅子に盲判押捺(めくらばんおうなつ)器を据え付けていはしまいかと...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...某女学校で震災前に投書箱を据え付けたが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??