...五日お釜を据えると...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...かれらを偉人中の最偉大なる者としてすべての他の者よりはるかに上の地位に据えるのを聞いたことがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...枕頭の扇子で三つ四つ打ち据えると...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...」ホームズは感慨深げに私を見据えると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...我々をまっすぐに見据える...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...続いて、盥を据える音、湯を注ぐ音...
外村繁 「澪標」
...それからまたルーヴルの中庭に大砲を据えるなどということをする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世子の前へ据える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...京都の大徳寺で自分を睨み据えるべき...
中井正一 「美学入門」
...親方と枕を並べたところへ引据えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...より鮮やかな色彩で眼前に事物を据えるように見える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「船だよ!」「船? 船とはどんな船だい?」「ちえっ――わかんねえな」そう舌打ちして子供は度胸を据えるのであった...
本庄陸男 「白い壁」
...この鳥籠というのは動物園などにあるような土地へ据えるもので...
正岡子規 「病牀苦語」
...鳥渡(ちょっと)据えるところに難しいしろものである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...睨み据えるような熱っぽい視線が信二をみつめている...
山川方夫 「その一年」
...必要な部署には必要な人材を据える...
山本周五郎 「竹柏記」
...六月九日スペインかイタリイへ旅行に出ようと思うが、パリーの罷業を見終ってからにしようと、また腰を据える...
横光利一 「欧洲紀行」
...」矢代は無理に千鶴子をひき据えるようにして土の上へ頭をつけさせた...
横光利一 「旅愁」
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