...捨鉢気分で飲んだ...
種田山頭火 「行乞記」
...または捨鉢にならなければならない...
種田山頭火 「寝床〔扉の言葉〕」
...捨鉢に歩いてでもいるような気がした...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...愛や幸福の希望などにたいする力の捨鉢(すてばち)な眼覚(めざ)めを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...菊千代は捨鉢につっかかってゆきました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...半ば捨鉢に声を高くして云った...
豊島与志雄 「反抗」
...御亭主殿が急に患(わずら)いついてポクリと死んでしまいました」「はあ――て」「それからお内儀さんというものが捨鉢(すてばち)の大乱痴気(だいらんちき)で身上(しんしょう)は忽ちに滅茶滅茶...
中里介山 「大菩薩峠」
...ザマを見ろといったような捨鉢気分で突っころがすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして捨鉢(すてばち)な舌鼓(したつづみ)の音が聞えたかと思ふと...
南部修太郎 「猫又先生」
...捨鉢になった宗寿軒父娘が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...捨鉢な洒落(しゃれ)を言っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」ガラツ八は少し捨鉢になりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――笛でも稽古(けいこ)しなきや」少し捨鉢(すてばち)な調子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「俺は捨鉢になつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「俺は捨鉢になった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仕方がないからとの捨鉢(すてばち)もある...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...捨鉢(すてばち)につぶやいたお初...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...捨鉢(すてばち)のように言い放った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索