例文・使い方一覧でみる「捨子」の意味
スポンサーリンク...孤独な捨子を救うために、里親になることを考えています... 
...彼女は自身が捨子であることを知り、その過去に苦しんだことがある...
...捨子を無くすためには、社会的な支援が必要だと言われています...
...政府は捨子を保護し、里親探しの支援もしています...
...彼はシェルターで育った捨子で、今では立派なビジネスマンとして成功しています...
...勿論悲惨な捨子の記憶は...
芥川龍之介 「捨児」
...御忌（ぎよき）の鐘皿割る罪や暁（あけ）の雲つま猫の胸の火や行（ゆ）く潦（にはたづみ）夜桜に怪しやひとり須磨（すま）の蜑（あま）蚊柱（かばしら）の礎（いしずゑ）となる捨子（すてこ）かな人魂（ひとだま）は消えて梢（こずゑ）の燈籠（とうろ）かなあさましや虫鳴く中に尼ひとり火の影や人にて凄き網代守（あじろもり）句の佳否（かひ）に関（かかは）らず...
芥川龍之介 「点心」
...捨子なんです」「捨子だって...
海野十三 「爆薬の花籠」
...捨子の形式をとつたとか...
小穴隆一 「二つの繪」
...「拾って来た？何処（どこ）で？」野暮（やぼ）先生正に何処かで捨子を拾って来たのだと思うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...実父は父の義弟（ぎてい）で実は此村の櫟林（くぬぎばやし）で拾（ひろ）われた捨子（すてご）である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あの捨子地蔵のあたりへ来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...捨子をしたくなるようにできているのかもしれない...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...捨子の入っていた脱衣籠のなかに...
久生十蘭 「我が家の楽園」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...内儀がいぶかしんで、たずねると、ニッコリと、さり気なく、雪之丞は笑って、「ほ、ほ、ほ、さぞびっくりなされましたろうが、実は、今夜、米屋のぶちこわしとやらがあると承り、物ずきに、現場を見とうなり、わざと、こうしたなりをして、駆けつけましたが、いやもう恐ろしい大騒ぎ、胆も身に添わぬ気がしましたので、すぐに、戻ろうとしますと、道ばたに、捨子――寒さに、泣くこえが、あわれでなりませぬで、拾い上げてまいりました...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...では捨子で――こんなに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分が最初捨子だったという事より外には何も存じませんでしたし...
夢野久作 「暗黒公使」
...又は乞食に拾われた捨子の成り上り...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それかと云つて全然動物にもなりきれない人間は永久に捨子のやうに彷徨しながら地の上で泣き續けてゐなければならないやうな氣持がした...
横光利一 「悲しみの代價」
...捨子のようになっているＡ社のフィルムを見ては...
横光利一 「旅愁」
...猫の捨子でもしてしまつた飼主のやうに...
吉川英治 「折々の記」
...置いてき放しにした捨子じゃといった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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