...まんざら捨てたものではない...
薄田泣菫 「飲酒家」
...まんざら捨てたものではない...
薄田泣菫 「茶話」
...彼方(かなた)此方(こなた)に通ずる堀割から荷船(にぶね)の帆柱が見える景色なぞまんざら捨てたものではない...
永井荷風 「日和下駄」
...このところで討ち捨てたものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...捨てたものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この世はまだ捨てたものではないかもしれぬ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...砂糖(さとう)が製せられるから捨てたものではない...
牧野富太郎 「植物知識」
...そして字がかけないから心にかかれたものとしてああいうかたちをとるなら捨てたものではないと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このあたりの正直さもなかなか捨てたものではない...
山本周五郎 「新潮記」
...こうなると捨てたものではない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...また「さう捨てたものではない」と思ふ愉快をひとりで見出すのだ...
吉川英治 「折々の記」
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