...それは一興だったね...
...ちょっと一興しようか?- Shall we have a little fun?...
...彼と話すといつも一興する...
...パーティーで一興した...
...楽しいイベントが一興されるよ...
...高尾山上に多摩川の香魚をあぶるも亦一興と慾張り...
大町桂月 「夜の高尾山」
...大みそかをよそにして雪見酒も一興かと存じ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それにちょうどその日は十五夜にあたっていたのでかえりに淀川べりの月を見るのも一興である...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...これも人生の一興たるを失はない...
種田山頭火 「行乞記」
...四有三居訪問、番人に誰何されたり、押売と間違へられたりした、それも旅の一興、いや、私にはふさはしい出来事だ...
種田山頭火 「其中日記」
...ランプのあかりで古典を読むのも一興であることを失はない...
種田山頭火 「其中日記」
...その水蒸氣の湧くのを見てゐるのも夏の高山生活の一興である...
近松秋江 「箱根の山々」
...これは亦一興であつた...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...君のブライドに送らんかと戯れ候も一興に候...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...旅の一興とも思う...
中里介山 「大菩薩峠」
...その帰りに塩山(えんざん)の湯にでも浸(つか)ってみるも一興であろう」「左様...
中里介山 「大菩薩峠」
...話敵(はなしがたき)に取ってみるのも一興...
中里介山 「大菩薩峠」
...男性が男性を侮辱するも一興だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに宝を埋めた人達のやった通りにやって見せるのも一興だろうと思って...
野村胡堂 「古城の真昼」
...一興ぢやなからうかね...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...今夜さっそく一興行(こうぎょう)やるほかにないとかれは考えていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ご一興を添えんものと...
吉川英治 「三国志」
...「自分たちに取っても一興...
吉川英治 「宮本武蔵」
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