...笑い捨つべき事なのか...
有島武郎 「或る女」
...その一を取りて他を捨つるは正見にあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...皆もつて怪(くわい)とし石を竹林に捨つ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世を捨つる我とも知り給はで...
高山樗牛 「瀧口入道」
...世を捨つるまで己れを慕ひし御邊の誠に感じ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...君臨せんがために王位を捨つる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...斬って捨つべきか否かを吟味して後...
中里介山 「大菩薩峠」
...捨つたと言つてゐたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人捨つる我と思はずこの人に今重き罪申し行なふ人捨つるは人を捨てるの意であらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...今汝を捨つるとも汝かまへて我を恨むべからず...
正岡子規 「土達磨を毀つ辞」
...ただ小町の詞(ことば)に和歌のために一命を捨つるは憾(うらみ)なしとあるは利きたり...
三木竹二 「明治座評」
...両度とも棹をからりと投捨つるがきつかけにて遠寄を打込みしは好(よ)き趣向なりと却(かえ)りて感伏したり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...京の富人溝へ飯を捨つるまでも乞食に施さざりし者...
南方熊楠 「十二支考」
...兵も食も止むを得ずんば捨つべし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...正直を捨つる時は何ごとも成らず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...さりながら其子を捨つる時...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...彼はやがて世を捨つるならん(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さて取り捨つべきところもなければ...
柳田国男 「遠野物語」
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