...ゆくてを照らす星辰は壇に捧ぐる御明(みあかし)の大燭臺(だいそくだい)の心(しん)にして...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...俺の生涯は父と母との復讐の為に捧げられたのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私はなき木崎初代に全心の愛を捧げていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼のよき旦那に対する次のような誓いの文句でむすばれている「心をこめて閣下に忠誠を捧げます...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...あなたに完全な従順を捧げています...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...死にまで令弟に純愛を捧げし詩と美の化身...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そのために僅(わず)かばかりの力を捧(ささ)げ尽そうと倹約しているのでございます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...手曳きをする時佐助は左の手を春琴の肩(かた)の高さに捧(ささ)げて掌を上に向けそれへ彼女の右の掌を受けるのであったが春琴には佐助というものが一つの掌に過ぎないようであったたまたま用をさせる時にもしぐさで示したり顔をしかめてみせたり謎(なぞ)をかけるようにひとりごとを洩(も)らしたりしてどうせよこうせよとはっきり意志を云い現わすことはなく...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...君に捧げるのだとことわつてある...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...それに感謝の真心を捧ぐべきである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...蟒蛇に捧げて自家に招きおらしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...ここに五人の奴隷を捧げます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いざというとき身命を捧(ささ)げてはたらくからだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...身命を捧げてはたらく機会のない時代には...
山本周五郎 「日本婦道記」
...白い指に捧げられた美しい液体……真紅の毒薬……...
夢野久作 「暗黒公使」
...京都の茅野蕭蕭(ちのせうせう)君に託して買つて貰つた舞扇(まひあふぎ)の一対とを夫人に捧げた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...神酒(みき)の三宝を捧げて来て...
吉川英治 「新書太閤記」
...退(さ)がって来る美人――何かを捧げ持って――燈影(とうえい)の下を楚々(そそ)と通う女性たちの色やにおいにそれが濃い...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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