...基督の像を刻み附けたる十字架を捧げさせて説教せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...余の連夜熱血を灌(そそ)ぎて捧げし祈祷をも省(かえり)みず...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...我れ君にかくして賞の品捧ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...和蘭國王の「開國勸告」の書翰を捧持してゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...後日捧げたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...あなたに捧げたつもりでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...台座に攀(よ)じ上って地蔵菩薩の御頭(おんかしら)の上に捧げ奉る...
中里介山 「大菩薩峠」
...盃(さかずき)をこう斜めに捧げたまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又彼の事業に深い同情を捧ぐる年若い希臘の一婦人を...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...太陽の終焉(しゅうえん)に対して捧げられた...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...……あの娘ッ子に盲目的な信仰(ファナティスム)を捧げるようになったのは...
久生十蘭 「魔都」
...女帽子の品定めに時を捧げ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...頑冥なる守旧家の手によつて捧げらる新社会の祭壇の前の俺は犠牲だ...
平出修 「逆徒」
...信仰のために身を捧げることはまずないという意味です」と...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...福助の小町は女なれども道のために身を捧げて毫(ごう)も惜むことなく凜(りん)として動かすべからざる気概見えて頗(すこぶ)る好し...
三木竹二 「明治座評」
...ここにイノとパライモンに捧げた...
南方熊楠 「十二支考」
...ここに五人の奴隷を捧げます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...剣璽(けんじ)の捧持(ほうじ)など...
吉川英治 「私本太平記」
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