...「何を捕つたのだらう?」言葉には出さずに...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...飛んでゐる蠅を捕へるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...次のようなことばを捕えたのだった...
海野十三 「超人間X号」
...蠅男を捕える見込みがつかないで...
海野十三 「蠅男」
...今なら難なくあの人を捕えることが出来ます...
太宰治 「駈込み訴え」
...私(わし)ア丸山さんのとこで捕(つかま)って花を引いていたんだ...
徳田秋声 「足迹」
...両手を捕まえていた……これはあとですっかり寸分たがえずに聞いたことだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...佐久間象山が捕えられたし...
直木三十五 「南国太平記」
...會期前に逮捕された議員は...
日本国 「日本國憲法」
...捕物小説の楽しさは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...幸い追及中の有明荘の住人の一人の村雲笑子という者を逮捕しましたから...
久生十蘭 「魔都」
...初めて此橋を架けた時水神の爲に人柱を入れねば成らぬと關を垂水村に構へて人を捕へんとす...
南方熊楠 「人柱の話」
...「手で捕るつもりでしたの」「抱えあげるつもりだった」と甲斐は微笑した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それにしても捕縛とか護送とかいうのはどうしたことだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...氷の上で寢て鯉を捕つた王渉の話も...
横瀬夜雨 「春」
...――また、馬騰の拉致(らっち)されたあと、大勢の密軍兵は、捕吏とともに、馬騰の邸を四面から焼きたてて、内から逃げ転び悲しみまどい、阿鼻叫喚(あびきょうかん)をあげて、溢れ出て来る家臣、老幼、下(しも)の召使の男女などことごとく捕えて、或いは首を切り、或いは市に曝(さら)し、惨状、無残、目をおおわずにいられないほどだった...
吉川英治 「三国志」
...捕まえて来ました」岸の上で...
吉川英治 「柳生月影抄」
...さる呉服屋の中に見出して捕まえてみると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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