...実は大きな駄々っ子に過ぎない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そう勧められると駄々っ子の桂子は...
田中英光 「野狐」
...例の愛嬌(あいきょう)たっぷりの駄々っ子のような調子で...
徳田秋声 「仮装人物」
...唯の駄々っ子にすぎなくなるね」なあんだ...
戸田豊子 「歩む」
...駄々っ子でも見るような眼付だった...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...あの意地悪の駄々っ子を...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...まるで駄々っ子のように泣き出してしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...*212お母さんが僕を「駄々っ子」と思うのは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...僕は勇ましい「駄々っ子」だった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...もてあました駄々っ子に口をきくように言いました...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...言うことを聞かない駄々っ子のようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...駄々っ子のように急に眠たがるYの様子を思い浮べ...
宮本百合子 「木蔭の椽」
...彼は駄々っ子のように首をふりふり...
山川方夫 「その一年」
...駄々っ子のようにどなった...
吉川英治 「三国志」
...大きな駄々っ子に似た彼の身なりも仰向けにぶっ仆れた...
吉川英治 「私本太平記」
...高氏は駄々っ子のようにかぶりを振った...
吉川英治 「私本太平記」
...駄々っ子のような扇使いして...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪戯(いたずら)ッぽい駄々っ子としか見えないであろうほど...
吉川英治 「親鸞」
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