...悪政暴吏に対しては挺身搏闘(はくとう)して滅ぼさざれば止まなかった沼南は孤高清節を全うした一代の潔士でもありまた闘士でもあった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...この有為な女子青年達からなる「挺身隊」は無論...
戸坂潤 「社会時評」
...来るべき新たな可能性と驚異との世界にも挺身出来る...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...挺身襲撃した古事を...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...骨の折れる事業に挺身するようになったのは...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...〈女子挺身隊第一号〉……前(さきの)関白総理大臣ドオショオ閣下の“みっともないお嬢さん”の一の乾分...
久生十蘭 「だいこん」
...桜と一門を挙げて挺身してゐるが...
正岡容 「巣鴨菊」
...産業報国会へ話をしてもらいMにある飛行機工場の計器部へ特別女子挺身隊員として通勤するようになり...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...燃えあがりそのたびに工員や挺身隊の者が五人...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...あれは挺身隊なんだし...
三好十郎 「その人を知らず」
...――治子は顔をあげて――いそいで仕事をはじめる)われわれ女子挺身隊は...
三好十郎 「その人を知らず」
...そうじゃなくって? 戦争中、木戸が出征してさ、そいで、軍国の妻だなんて、良い気持になって、こいで、挺身隊になって、まっくろになって働いてさ、ヘッ! まるで、そいで、トドのつまりが、軍国主義のドロボウ戦争の手先に使われてたってことになってさ、木戸といったら、ホリョかなんかになってて、しょびたれて戻って来て、泣きっつらかいてるんだもの...
三好十郎 「胎内」
...挺身隊やなんかで働いていた気持が真剣だったら...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...この近頃の企て〔宗教改革〕に伴う危険と困難とに挺身してみたいという野心こそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勇ましく死に挺身するということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...挺身、賊の陣近く斬入って、一気に戦いを決せんと思うがどうであろう」二人へ、計ると、「それこそ、同意」と、すぐ五百余騎を、鳥雲に備え立て、山麓まぢかへ迫ってからにわかに鼓(こ)を鳴らし諸声(もろごえ)あげて決戦を挑んだ...
吉川英治 「三国志」
...呉が率先挺身(そっせんていしん)しなければ...
吉川英治 「三国志」
...(男が男の使命に向って、挺身する時は、恋など、頭の隅にもおいていないのだ――)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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