...悪政暴吏に対しては挺身搏闘(はくとう)して滅ぼさざれば止まなかった沼南は孤高清節を全うした一代の潔士でもありまた闘士でもあった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...いずれも挺身(ていしん)...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...この有為な女子青年達からなる「挺身隊」は無論...
戸坂潤 「社会時評」
...挺身(ていしん)して彼らを保護していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...即ち一流の科学者たちの挺身的な熱意が...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...十文字に襷をかけて挺身隊にゐたといふことを...
原民喜 「永遠のみどり」
...そこで日本の抒情詩に複式近代性を与へようと意識的に挺身したのが晶子さんであつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかも兵士が挺身肉薄敵城を乗り取らんとする時...
正岡子規 「人々に答ふ」
...挺身隊の中に突撃隊というのが出来ていて私は責任者の一人だった私が一日でも半日でも部署を離れればそれだけ能率が落ちる能率が落ちれば...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...たちまち――ツヤ 挺身隊に出ようと思うんです...
三好十郎 「猿の図」
...挺身隊に出て働いてる最中に空襲を受けて眼をやられたのだから...
三好十郎 「その人を知らず」
...真剣に挺身したことがあるか? 僕は無いと思う...
三好十郎 「俳優への手紙」
...この近頃の企て〔宗教改革〕に伴う危険と困難とに挺身してみたいという野心こそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勇ましく死に挺身するということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大勢の兵にまもられている敵をアサシネしよう〔殺そう〕と挺身したのである(これがアササン〔アサシネする者=殺人者〕の名の起りである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あんなにしばしば避けることのできない危険に挺身したのを見るとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...楽(がくりん)とほか六十騎は挺身してついに蜀の中軍へ突入していたが...
吉川英治 「三国志」
...明智方から挺身(ていしん)して来る巨漢(おおおとこ)がある...
吉川英治 「新書太閤記」
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