...(十一)の四振向くと...
石川啄木 「鳥影」
...それともファイロ・ヴァンスの事務所ですか」突然美しい声が聞えたので、振向くと、ドアの前に二人の少女が手をつないで立っていた...
江戸川乱歩 「悪霊」
...ギョッとして振向くと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...さては警察自動車が発砲を始めたのかと、驚いて振向くと、アア万事休す、第二の自動車がパンクしたらしく、酔っぱらいの様によろめいている...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...」いきなり声がしましたので、またびつくりして、振向くと、いつの間にはいつて来たか、そこに悪魔が、悪魔どほりの姿でつゝ立つて、笑つてゐます...
豊島与志雄 「悪魔の宝」
...物のけはいに振向くと...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...この夜更けに……と思って何気なく振向くと...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...その方へ振向くと...
直木三十五 「南国太平記」
...父の顔へ救いを求めるように振向くと...
直木三十五 「南国太平記」
...Kが偶然振向くと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...日本左衛門がそれに振向くと...
吉川英治 「江戸三国志」
...胤栄を振向くと云った...
吉川英治 「剣の四君子」
...ふと駒をとめて振向くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...……筑前(ちくぜん)どのでおわしたか」僧は振向くなり仰山すぎるくらいな表情を示した...
吉川英治 「新書太閤記」
...出て来た家の方を振向くと...
吉川英治 「源頼朝」
...――何用かと振向くと...
吉川英治 「源頼朝」
...振向くか――振顧(ふりかえ)るか――と太郎左衛門を始め...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索