...すなわち一八一六年の生石灰の研究を振り出しに...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...私はとうとうそもそもの振り出しに戻って...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...また振り出しに戻ってしまった...
高見順 「いやな感じ」
...ところが昨夜ペテルブルグスカヤ區を振り出しにぶらぶら歩きっているうちに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...もう一度振り出しに戻るんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もういちど振り出しに戻るんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一度振り出しに戻つて念入りに調べる外はあるまいよ」江戸開府以來と云はれた名御用聞の錢形平次が後で『――こんな念入りな細工は見たことも聞いたこともない――』と述懷(じゆつくわい)した恐ろしい事件は此時まではまだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを振り出しにして...
林芙美子 「新版 放浪記」
...」お由さんはハルピンのホテルの地下室で生れたのを振り出しに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...角筈(つのはず)を振り出しに朝の泥んこ道を...
林芙美子 「新版 放浪記」
...奉天を振り出しに...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...此処を振り出しにした...
古川緑波 「神戸」
...我々の考えが覆され振り出しに戻ったな」「一言も信じないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...それがつまり東京を振り出しにして横浜までの旅費さえあれば...
室生犀星 「幻影の都市」
...この下宿を振り出しにぼくの放浪生活ははじまったのであった...
山之口貘 「私の青年時代」
...二人はサンミシェルを振り出しに河を越え...
横光利一 「旅愁」
...大田原の城下などを振り出しに奥州路から中仙道へ折れ...
吉川英治 「剣難女難」
...仙台を振り出しに...
吉川英治 「随筆 新平家」
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