...博士に向って手を振りだしたのである...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...ここが振りだしになっていて...
太宰治 「葉」
...播磨屋橋を振りだしに諸所を歩きまはる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...振りだしだのを飲ませ...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...それが綾之助となる動機――振りだしで...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...十銭の振りだし薬を買わせて服(の)んだりした...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...脇坂(わきざか)の部屋を振りだしに榎坂(えのきざか)の山口周防守(やまぐちすおうのかみ)の大部屋...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...千日前の十円喫茶を振りだしに...
久生十蘭 「虹の橋」
...その後は神田の錦輝館を振りだしに...
山本笑月 「明治世相百話」
...三鍬を振りだした大蔵は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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