...席に着いて貰おう」邪神の一行が酒宴の席へ入ったので元振は後から随いて往った...
田中貢太郎 「殺神記」
...不愛想に手を振って...
田中英光 「箱根の山」
...ひっきりなしに頭を振(ふ)りもぎったり...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...更に一層のおほいなる石振り上ぐるアイアース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ところで、何かのついでに、鼻の話が出ると、彼女はひどく敏感で、即座に片袖で自分の鼻を押え、片手を振って、鼻の話は止めましょうと云うのだ...
豊島与志雄 「失策記」
...村瀬は手を上げて相図をしながら頭を振った...
豊島与志雄 「微笑」
...ぐるりと振り向き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小太郎の振向いた顔へ...
直木三十五 「南国太平記」
...そうして自分こそ絶えずお秀に対してそういう素振(そぶり)を見せているのにと反省する暇も何にもなくなってしまった...
夏目漱石 「明暗」
...だしぬけに振り返ると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...居るね!」と僕が振り反らうとすると...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...蹶然(けつぜん)袂(たもと)を振つてわれは室内に帰りぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...」画かきが顔をしかめて手をせわしく振(ふ)って云いました...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...身振り入りで語り...
山本周五郎 「季節のない街」
...久し振りに板垣と会うて来たが昔の通りに立派な男で...
夢野久作 「近世快人伝」
...パラソルやステッキを振り廻しながら「貴殿が紳士なら拙者もゼントルマンで御座る」「あなたがレデーなら妾(あたし)も淑女だわ」「ウヌが人間なら俺様も人間だ」といった風に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...振り向いた老人の肩先へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...人魂(ひとだま)のような赤い挑灯(ちょうちん)がしきりに暗号を振っているでしょうが」「オオあれがか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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